元F1ドライバーのアレックス・ザナルディが、ロンドン2012パラリンピックのハンドサイクル・タイムトライアルで金メダルを獲得した。
2位に大差をつけての圧倒的な勝利だった。
彼はF1では目だった結果を残すことが出来なかった。だから知る人は少ないと思います。
しかし1996年から参加したアメリカンレースのCARTでは97,98年には総合チャンピョンなるほどに大活躍。
ここで脚光を浴びるものの再度F1に復帰するも目立った活躍が出来ず彼の名は薄れていった。
次に脚光を浴びたのは不幸にも2001年に復帰したCARTドイツ・ラウジッツリンクでの大事故で両脚を失ったことであった。
レース好きにもっともインパクトを与えたのは96年の最終戦ラグナセカの最終ラップのオーバーテイクシーン。
レース好きにはたまらなく興奮させるシーン。
あんなオーバーテイクあり?コース外でのオーバーテイク。
アレックス・ザナルディを語るにはこれが一番の話題だと思っていた。
その彼がハンドサイクル・タイムトライアルで金メダルを獲得した。
久し振りに彼の名前を見た時は涙が出そうなほどうれしかった。
再び自らの人生に脚光を浴びることを成し遂げた今回の金メダル。
これから彼を語るにはCART総合チャンピョンでもなく、ラグナセカのオーバーテイクでもない。
まさに今回の金メダルに尽きる。
諦めないこと・・・改めて実感。
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