もう10年以上前の話になります。
この日は朝からすごい雷雨であった。
常念小屋で退避して一の沢への下山のタイミングを見計らっていた。
しばらくして小康状態になったので行動を開始。
しかし天候が不安定で雷の音が大きくなったり小さくなったりしていた。
一の沢を過ぎた頃に突然それを経験。
気付いたら目の前が真っ白。とにかく真っ白な世界が広がった。
前方を歩いていた知人が見えない。姿が消えた。
一瞬なのか数秒なのかは時間は判らない。
とにかく何が起こった。でもしばらく何か理解出来なかった。
その後の知人との会話。
『今のは何?』
『白かったよね。』
『雷かな?』
『目の前が白かったってことは落雷?』
『やっぱりそう思う。』
『あっ生きているよ』
今、改めて考えると本当に幸運と感じます。
雷の時の行動は原則厳禁です。
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