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日影バス停で降りて林道をしばらく歩くと、高尾山裏から下りてくる郵便道コース(守屋詳細地図)の出口に差し掛かるのだが、あわよくば日影林道を挟んでその真向いから城山北東尾根コースへ至る支尾根を登ろうという魂胆。そんなコース地図には載ってないし、山行記録でも見かけた記憶がない。
長年この周辺を歩き回っているのに、何故急に地図にも載ってないそんなところを登る気になったかというと、今年2月に城山から北東尾根を下山中いつも素通りする分岐(送電鉄塔を下った辺り)に差し掛かった際、かねての好奇心を満たそうと横木を越えて右の道に入り、広い尾根の真ん中を緩く下る踏み跡をどんどん下って、この先は恐らく日影林道に続くのだろうけどもう危険かなという地点で引き返したことあったのだが、帰宅後地形図を調べたら、その尾根先は郵便道の真向かいに落ち込んでいることがわかったので、それでは反対に林道側から登ってみようと思った次第。
肝心の取付地点がわかるかどうか心配していたところ、なんのことはない、赤テープの目印が枝に2つも下がっていた。今まで何度もここを歩いているのに全く気付かなかった。
大変、大変、遭難寸前、ものすごい急坂、踏み後はないに等しいし足場が最悪、ただ幸い根のしっかりした低木が多かったのでこれを支えにどうにか身体が転げ落ちるのを防ぐことができた(詳細省略)。
2月に引き返した地点に到達したときは、やれやれ助かったと心底ほっとした。無茶な冒険だったと反省しきり。
家に帰ってあれこれ考えているうち、山の中で高齢者が必死になって、この低木は大丈夫か、しっかり握ってからそこへ一歩足を進めて、次はこっちに膝をついて、バランス!!等ぴーんと張りつめた緊張感に包まれることは、高齢者の脳に非常に刺激を与えたのではないだろうか、脳の若返りにとてもよかったのではないか、と自分に都合のいい理屈も湧いてきた。
いずれにしろ今回は、赤テープがなければ完全にバリルート、危険この上ない、もう2度と入りません。
(写真1)そう危険そうには見えない入口
(写真2)途中でなんとかこの急斜面を撮ろうと片手でパチリ、怖かった。
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