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山のいろんな道具について、自分の思うところをちらしの裏に書いておこう。
・ポール
使わない。特に考えがあるわけでなく、ただ使う習慣がないままきてしまった。
最近は使っている人が非常に多いですね。持っていない人のほうが少ない。自分は、急な斜面など、木をつかんでサル的に登ることもあり、そういう時に邪魔になりそう。いちいちしまうのが面倒で、そのまま押し通してしまうんじゃなかろうか。
見ていると、ザックにくくりつけていても、木の枝やら岩に引っかかったりすることもあるみたいで、危ないといえば危ない。
・靴
普通の軽目のキャラバンシューズを履いている。林業用の安全靴などを試したことがあったけれど、林道や岩がちなところが出てくると歩きづらいので(大抵そういうところは出てきますよね)、結局普通の靴のほうが歩きやすい。植林地では最強ですけど(^^;
基本、自分がよいと思えば何でもいいと思う。富士山の頂上に、サンダル履きの白人がいたけれど、本人がそれでよいと思えば別にそれでいいだろう、本人の問題だ。
本格的な登山靴は、西欧から入ってきたものだと思うのだが、あれはヨーロッパのアルプスなどのためのものじゃないだろうか。日本だったら積雪期のアルプスレベルくらい。
・地図
もう最近では、iPadのFieldAccessしか使わない。ごくまれに動きがおかしくなるが、リセットすると直る。GPSを記録中にリセットしても、記録中の軌跡は残り、続けて記録しますか? と聞いてくる。
紙の地図は持っていかなくなった。春夏秋冬、雨、雪、いろんな状況で、使えなくなったことはない。信頼性に関しては、すでに紙と同程度ではないだろうか。
古い機種のせいか、場所によってはGPSが滅茶苦茶になる。必ずなるのが、神奈川県の神ノ川林道。何度か行ったけど、必ず朝の林道上ではうまく機能しない。玄倉林道でもダメ(どっちも早朝だけ)。対応している衛星の位置の関係だろうか。林道を離れるとちゃんと機能しはじめる。新しいiPhone+FieldAccessだとちゃんと位置を把握できてるんだけど。
最近はかなり慣れてきて、国土地理院の2.5万地図を見て、目的地までどのくらいの時間で行けるか、ほぼ予測が外れることはなくなった。
・水筒
Thermosの真空断熱ケータイマグ500mlが手放せなくなった。これがあると、飲む水の量がぐっと減る。他に1リットルのお茶(水入れ兼用)と500mlのスポーツ飲料(粉末のもの)を持っていくが、今の時期でも、1リットルのお茶はただ持って歩いて、そのまま手をつけず帰ってくることが多い。熱くてあまりぐびぐびと飲めないので、飲む量が減るのだ(^^;
なにより、あったかい飲み物はほっとする。日帰りなら、ガスやコッヘルも持っていかなくてすむ(食事はパンとおにぎり)。
・テント
昔から使っているゴアライト。ポールはもう何度か買い換えた。雨の日フライがないと、結構中も濡れる(露でもかなり濡れる)。
以前は、川や海でのカヤックでのツーリングに使っていた。フライは使ったことがなかった。ずっと雨の中だった広島〜島根の江の川では、数日間ずっと何もかも濡れていたが、慣れていたのでそれほど苦ではなかった。山ではフライは必ず使う。
多分今はもっといいのがたくさんあるんだろうが、何より張ったりたたんだりするのが簡単で、あっという間に準備ができるのがうれしい。
レジャー・シートは必ず持っていき、テントの入り口に敷く。靴を履くときや、夜、靴や荷物にかぶせておくと便利。
・ピッケル
持っていない。実家には、多分まだあるはず。でも、柄が木製でおそろしく重いので、もしピッケルが必要になることがあってももう使わないと思う。今考えると、金属部分の覆いなど分厚い皮製で、今ではこんなのはもうないかも。というか、ピッケルが必要になるようなところに行くことがあるかどうか。。。(^^;
でもピッケルって、雪山に行く時には普通にみんな街中でも持って歩いてるけど、明らかにすごい武器ですよねーw バールのようなものよりよっぽど武器になるんじゃないの(^^;
・ランタン
特にランタンというのは使ってないのだが(ヘッドランプはまた別として)、百円ショップで買った、半球のLED照明を使ったりする。テントの中で使うと、結構便利だったりする。夜にトイレに行くとき、このライトをつけていると、テント全体がぼわっと光っていて、いい目印になる(夜テントに戻るのって、結構大変だったりしますよね)。
以前、ろうそくを使う小さなランタンを持っていた(コンパクトに収納できる)。ろうそくとはいえ、上からかなり熱い空気が昇ってくるので、テントの中でちょっとした暖房がわりにもなる。あれは便利だった。
ガスのランタンは明るすぎるので、好きじゃない。
思うのだが、山の道具屋で全部そろえようとすると、かなりな出費になる。金額のつけ方が変じゃないのと思うことも多い。これでは、登山というのがお金がかかるものだと思われてしまうし、若い人も初めづらくなってしまうんじゃなかろうか。
装備が重要とはいっても、荷物は少ないにこしたことはないし、いくらでも工夫しようはあると思う。全部背負って歩かなくちゃいけないのだから、軽いほうがいいに決まってるのだ。
ということで、最後はちょっと古いけど。。。
「そんな装備で大丈夫か」
「大丈夫だ、問題ない」
。。。(^^;
書籍・印刷物の編集・製作をしています。
山のエッセイや山行記録の本を作ってみたいという方は、ぜひお気軽にお声をおかけください!
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はじめまして、妙高燧と言います。
共感するところが多くて、書きこんじゃいます。
ポール
基本はダブルストックで使用しています。ストックを使って歩くと全身運動になって健康にも良いというので取り入れました。実際に現地ではちょっとした使い道もあって、残雪期等は持っているだけで、心強いこともあります。しかし、無雪期では基本的には、必需品ではありません。
私は、2回も新品を買う羽目にあってます。藪漕ぎでリュックに括り付けていた、ポールの下部分が抜けて無くなってしまったんです。痛い出費でした。
この前は、夏用のリングが見当たらず、購入したら石突きだけで3千円×2ですからね。すみませんプアなもんで力が入ってしまいました。
今は、なるべく現地調達の棒切れを使うようにしています。
靴
登山は今年の春先から再開したのですが、残雪の山は、鋲長靴で登りました。古いものですぐに破けましたが、ガムテープを張って今年は間に合わせました。標高は1000m程度ですが、ピッケル替わりの棒切れとの組み合わせで問題ありませんでした。
靴は、冬主体のものから、キャラバン仕様、ローカットのトレラン仕様(完全なトレラン仕様ではありません)と変わっています。トレラン仕様でも、湯殿山から肘折温泉まで避難小屋泊まりで歩きました。他二名のメンバーは女性でしたので、私が結構背負ったのですが、大丈夫でした。底が少し丸まっている感じで足首の安定がいまいちで、ちょっと歩きずらかったですが、問題なく歩けました。
これはちょっと書きずらいのですが、書いちゃいます。先日いった不動山では靴を忘れて、今はやりのサンダル、クロッグっていうんですか、それでおよそ12時間くらい行動しましたが、親指が痛んだくらいで何とかなりました。いま、足を見たら親指の爪の下が少し黒ずんでいます。痛くはありません。軽くて、底に適度なクッションがあって、林道登りは快適でした。
経験的にいうと靴は、まず軽量であること、第二に底がしっかりしていて、適度なクッションがあることですね。それから防水、保温、堅固と行くんでしょうか。
三角点を設置しようと、何年もかかって登った剱岳に刀剣があったっていうんでしょ。アイゼンなんてのもないし、荒縄くらいはあったでしょうが、草鞋で登ったのかも。
極端なことを言えば、要するに何でも登れるんです。沢登なんか、地下足袋に草鞋履きで登って、地下足袋で一般道を降りたんです。
有れば便利だ、というのがいくつもついて、その分値段も加算されていくんです。
すみません。力が入っちゃって。まだ、項目が残ってますが、脳ミソの養分が切れました。お気に入りに入れさせていただいて、ゆっくり楽しませていただきます。
では、ごめんください。
コメントありがとうございます!
新潟方面がメインなんですね。冬に深雪になる山のヤブ漕ぎは、考えたくないです^^; こっちとは比較にならない激ヤブなんじゃないでしょうか。
ポールは、先端のゴムとか、山の中でよく見かけるので、失くされる方も多いんじゃないでしょうか。
クモの巣払いに枝を振りつつ登ることはありますが、まだポールや杖は使わないですみそうです。
靴に関しては、日本の古来の方法というのも当然あったはずで、昔はちょっと旅行するにしたって山登って峠越えてが当たり前、使いやすい考えぬかれたグッズがあったはず。でも、現代の登山では、日本の伝統がほぼ忘却の彼方にあるのは、まあ仕方ないといえば仕方ないんですけど、ちょっとさびしいことですよね。
そういえば若いころ、丹沢の沢登りに行くときは、自分もバス停前のお店でわらじを買って、登山靴の下に履いてました。
(最近山で何度か、地下足袋で歩かれている方を見ることがありました。)
トレランの靴はちょっと興味あります。ただ、すぐに履きつぶす感じなのに結構な値段なので、手が出ません。
いずれにせよ、自分なりの方法を見つけることが一番ですね。
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