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図1:
再び「トウバイくん」(左)と「サンパチくん」(右)の図。18-55mmはレンズキャップくらいのサイズを撮影できて、マクロレンズは100円玉サイズを撮影できる。前回分かったこと。
● 立体感を考える
次に立体感のあるものということで、PCのキーボードを撮ってみた。
図2:
キー2,3個でレンズキャップくらいの大きさ(=18-55mmレンズの最小撮影範囲)になる。
「も - K - I」のラインにピントが合っていて、その前後はもうボケている。あと、いちおう掃除したんだけど側面の手垢が汚い。
ズームを55mmにするとF値は5.6〜から始まる。このような小さな世界では、F5.6でもご覧の通りに周辺がボケることが分かった。この薄っぺらいキーボードでこれなのだから、登山中の小さな花でも充分にボケ味をコントロールできると思われる。
● 被写体を考える
マクロレンズが必要なのは、撮りたいものがこの「サンパチくん」よりはるかに小さい場面である。これまでの登山経験で出会った小さな植物で、そういうものを思い出してみた。
さ〜っと思い浮かぶだけでも、、、
アカモノ、イワインチン、クルマバソウ、サワハコベ、ネコノメソウ、ミヤマコゴメグサ、ミヤマリンドウ、モウセンゴケ
…などがある。
標準ズームでも結構小さな世界を写し撮ることができそうだけど、一つの花冠が米粒〜小指の爪くらいの植物は難しい。これらの場合、標準ズームで撮れるのは全身像までで、花冠部分のクローズアップはムリだと思われる。そういうときにマクロレンズの出番になる。
あと暗い林内とか岩場で日陰になっている場所では 、標準ズームのF値ではツラい場面があるかもしれない。DX40mmを買った場合、そーいう場面では単焦点レンズとしての明るさが頼りになりそうだ。
しかし私には、登山以外でマクロレンズを使って撮りたいものに、、、
・里山のハッチョウトンボ
・庭のハエトリグモ、テントウムシ
・草むらのイトトンボ
…などがある。いずれも動く生き物で、それなりのワーキング・ディスタンスが必要になってくる。これらをDX40mmの最短撮影距離で撮るのは難しいと予想する。
● 結局のところ…
DX40mmでも中望遠のマクロレンズでも、最小の撮影範囲は変わらない。撮像素子のサイズそのものである(=等倍ということ)。違うのはワーキング・ディスタンスによる撮影状況と、焦点距離による背景処理などである。あとレンズ自体の重さ・大きさ。
登山中の荷物のことも考えると、私には DX40mmともう一個中望遠の2つのマクロレンズが必要っぽい。登山用に DX40mmを使い、本格的なマクロ撮影のためにもう一つ、中望遠のレンズを買うということである。
いろいろ情報収集して悩んだ結果、このような結論になった。
こんばんわ
マイクロレンズ(ニコンではこう呼びますね)選びで深い検証をされていらっしゃいますね
タムキュー、150mm、それに純正60mmを使いますが、お勧めはAF-S60mm/F2.8です
爆速AF、ピント位置のキレ
少々古さは感じますが、いまだに現役だと思います
だいぶお値段もこなれてきていますし、メルカリなどで根気よく探せば、お安く入手できるかと
>>air_4224 さん
これは2週ほど前の状況で、もう買ってしまいましたDX40mmを。
肺炎で世の中の物流が途絶えそうな心配もあったので。
今はこちらでも菜の花が咲き始めたので、いろいろ練習しているところです。
AF-S60mmは中望遠のときにまた考えたいと思います。
righatmineさん
おはようございます
もう40mmを購入済なんですね
大変失礼いたしました<m(__)m>
熱心に機材とその使い方を研究されている日記
これからも楽しみに拝見させて頂きます
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