![]() |
月山は一般的には羽黒山−月山−湯殿山の順で歩くようであるが、我々は逆のコースで歩くことにした。鶴岡駅を9:40のバスで仙人沢に着いたのが11:33。昼食を取り12:15から歩き始めた。途中、温泉の湧き出している大きな岩のある湯殿山神社を見たり、出発が遅かったこともあり、頂上に着いたのは15:20になっていた。ガスが次第に出てきて、頂上に着いたとき、周りは何も見えない。頂上付近は2日前の初雪がかなり残っていて、夏道はほとんどわからなくなっている。弥陀ヶ原に下り始めたが、ガスと積雪のため道がはっきりしない。月山の丸い広い尾根ではガスがかかったら方向がはっきりせずルートを迷ってしまう。磁石で方向を確認しながらI氏の判断を信じて下る。途中でお菓子の空箱を雪の中に見つけたときは方向、ルートが間違っていない事を確認できホットした。その後はゴミを探しながら下っていった。山ではどんなゴミでも捨ててはいけないし、山でゴミを見ると哀しくなるが、この時だけはゴミをありがたく思い、ゴミに助けられたと感じた。
ガスの中、9合目の真名井神社がかすかに浮かんで見えたときはもう大丈夫と安心した。ここからはガスも薄くなり視界もある程度きくようになったので、迷うことなく弥陀ヶ原に16:43に着く事ができた。信仰の山、出羽三山として昔から四季を問わず登られている山であり、交通の便も良いのでもっと多くの登山者が入っているかなと思ったが、途中で会ったのは単独行の大学生だけであった。初雪直後ということで人が少なかったのかもしれない。テントを張り、翌日、30分少し歩いて、当時の終点である鶴巻バス停から紅葉を愛でながらバスの人となった。
荒沢寺でバス乗り換えの間に羽黒山への杉並木や鳥居を見学したが、この頃は文化的なものよりも純粋に山のみを追いかけていたので標高414mの羽黒山を山の対象とは考えておらず、羽黒山頂上の出羽三山神社までは参拝せずに鶴岡に戻ってしまった。今思えば遠い羽黒山まで行く機会がその後はなく、参拝しておけば良かったと後悔している。
月山は私に山でのガスの恐ろしさを教えてくれた山である。
写真:月山の山頂を背に。後ろに鳥海山が見える
ヒデさん、こんにちは。
すっかりご無沙汰してしまいましたが何とかヤマレコに復帰する事が出来ました。
月山は学生時代に蔵王のスキー場から眺めていました。
当時は山歩きをしていなかったので登山の対象との認識を持った事はありませんでしたが美しい山容は今でも脳裏に浮かんで来ます。
しばらく遠ざかっているうちにヤマレコもずいぶん様変わりして・・・日記にも拍手が出来るようになったのですねぇ。
自治会の会計の仕事、ご苦労様でした。
賢パパさんが地区に根ざしているから大事なお仕事が
回ってきたものと思います。これも賢パパさんの人徳
によるものでしょう。
いつもブログは拝見していますが、自治会の仕事が終
わり、思う存分、山歩きしたブログを楽しみにしています。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する