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現在の登山道は五合目まで車で上がってしまうが中学生のとき2合目までしか車が入らず、そこから歩いて1泊2日で登ったものである。しかし富士宮にはその江戸後期から歩かれるようになった登山道とは別に江戸時代以前の鎌倉室町時代から良く歩かれていた登山道がある。その当時は富士宮浅間大社にお参りし、途中の富士根村山浅間神社、中宮八幡宮を通って山頂に向かうのが道であった。今は荒廃し下のほうは部落、民家が出来てその古い道も途絶えてしまっている。
市ではその古道の一部、村山浅間神社付近を中心に整備して保存している。今回はその古道の一部を辿りながら往時の石仏、仏像、道標を郷土史家として有名な渡井正二先生のご案内により20人で巡り歩いた。渡井先生の石仏の観音像の種類やその御利益、設置された謂れなどを始め歴史的、考古学的説明を聞きながら3時間のコースは非常に面白く有意義であった。
古道の周りにはシャガやヤブウツギなどが咲いており花もけっこう楽しむことができた。
歴史的知識の無い私は興味深く話を聞いていたが大部分は頭を通り抜けてしまって覚えていることは少ない。それでも1ツ、2ツでも頭に残れば良いと考えている。
機会があればこの古道を歩いて富士山頂上まで歩いてみたいものである。
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