一昨日、櫛形山に登ってきた。平日ということもあり人気の櫛形山でも出会ったのは3組だけであった。その内の1組として70歳の単独行者と櫛形山山頂でお会いした。握り飯をほおばりながら少しだけ話をした。その人は60歳から山登りを始め、初年度は深田久弥の日本百名山の13座を登り、翌年残りの87座を登って完登したとのことである。
一般人が1年で87座の日本百名山を登るということは並大抵のピークハンターではない。
最近は深田クラブ選出の日本300名山踏破を目的としているとのことである。神戸在住の方で今回は3週間前に家を車で出て、東北の焼石岳から200名山、300名山に挙がっている山頂を登りながら南下しているとのことである。途中はほとんど車中泊で過ごしているとのこと。
今日も朝1番で奥秩父の国師ケ岳を登り、そのまま、ここ櫛形山に来たとのことである。明日は身延町雨畑から笊ケ岳を日帰りで登る予定をしておられる。
70歳で連日、山に登り、車で移動・泊まり、明日は普通には15時間近くかかる笊ケ岳を日帰りするというその体力・気力に唖然としてしまう。御名前は聞き洩らしたがここまでピークハントに徹底しているのは只者ではないなと下山後、インターネットで調べたが該当する人は見つからなかった。
山に登るには色々な目的・目標が有って良い。その人に合った方法、目標を持って登れば良いのでこのようなただ山頂を踏むだけのピークハンターを羨望こそすれ決して卑下するつもりはない。私も日本百名山の後半はピークハンター的に登っていたし、200名山を目指した時期もあった。今でもできるだけ登ったことの無い山、地域を歩きたいと思っている。
しかし最近の私はただ山頂を踏んで満足とはせずに、その山の個性(山格)が1番、輝いている時期にその山そのものを楽しみたいなと考えるようになった。今回の櫛形山もレンゲショウマなどの花で輝いている時期を見て登ったものである。
はじめまして。nezzrowと申します。
深田久弥氏が数多の山頂のうちから
たかだか100の山頂を選ぶために
どれだけの山頂を踏んだんだろうか?と考えます。
百名山を達成するために、踏むべきピークは
たかだか100個に過ぎません。
それが200であっても300であっても
同じですよね。
数字にこだわらない登り方には共感を覚えます。
nezzrowさん、コメントありがとうございます。
山登りの目的・方法は色々あって良いとは思いますがあまりにピークハントになりすぎると私は本当に山を楽しんでいるのだろうかと疑問を感じてしまいます。
私も深田久弥の百名山には登りましたが私の好みの山でなくても百名山に入っているために登った山も多くあり自分で山を楽しんでいるのだろうかと疑問を感じたものです。
最近は私は私なりの目的で山に登り、その山を楽しみたいと考えている次第です。
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