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笊ケ岳に登るとなると山梨県身延町雨畑からでは今の私には体力的に日帰りは厳しい。そのため静岡県椹島からとなる。バスの時間の関係から2泊、無理して1泊となってしまう。出産予定日が間近な今は泊まりで出掛ける訳にはいかない。そこで当面、笊ケ岳は断念して気軽に短時間で登れる櫛形山に森の妖精と言われているレンゲショウマに会いに行くことにした。
森の妖精は標高1800M付近で登山道から少し入った林の中にひっそりとたたずんでいた。しかしレンゲショウマには少し早かったようで葉は多く見つけたが花が付けているのは10株程度で蕾からそれ以前のものがほとんどであった。それでも見ることができたので満足して歩を進める。
登山道脇はシモツケの小さなピンクが目に付く。
田中澄江が櫛形山を花の百名山に選んだ理由のアヤメ平のアヤメは鹿の食害で全滅しており代わりに鹿が食べないマルバダケブキの黄色の花が原の全面を占拠していた。
アヤメは見られなかったがその他にシモツケ、カラマツソウ、トリアショウマ、コウリンカ、グンナイフウロ、ソバナ、センジュガンビ、タカネナデシコ、ヤマハハコ、ヤマホタルフクロ、キツリフネ、カニコウモリ、マイズルソウ、ヤマアジサイ、アザミ、ツリガネニンジンなどの花を見ることができ、またガスの中のサルオガセを枝にかけた幽玄的な雰囲気のある原生林を楽しむことができた。
おまけに帰りに櫛形山林道を車で走っていると林道にカモシカまでが姿を見せてくれた。
残念だったのは下山後の赤石温泉が葬式に出席のため臨時休業で入浴できなかったことである。赤石温泉は去年も風呂の掃除中で入浴できず嫌われてしまったようである。次は赤石温泉を目的として櫛形山に来る口実ができた。
写真1:森の妖精 レンゲショウマ
写真2:マルバダケブキの群生
写真3:キツリフネ
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