今日もたいして働かないで金をもらってしまった。
労働。それは泥まみれに、汗まみれに、時には血まみれにもなることだと私は思う。農業、林業、水産業をはじめとした一次産業従事者、看護師、ゴミ収集業者、ケーキ屋、そういった人間は美しい、眩しい。俺は全然話にならない典型的なダメ「職業公務員」だ。彼らが文字通り汗水垂らして稼いだ賃金から出る税金を貰ってだらしない仕事ぶりをしている。
焚火。一日沢登りをしてクタクタになった身体からザックをおろし、その晩の焚火のために薪を集めること。面倒臭さの極みであるがそれをしなければならない。それが本当の仕事だと思う。そんな労働をした後にある温かみや安らぎ。だから俺は焚火の虜になっているのだと思う。
山。俺が山を求める理由、山に求めていることっていうのも根本はここに書いたようなことなのかも知れない。日常がこうしてだらしないから、休日を山で擬似労働をして面倒臭く過ごすことで誤魔化しているのではないか。
より生命維持に直接的な労働をやり直接的に生きたい。誰かのためじゃなく、自分と「あそこのあいつ」のための労働がしたい。それを実現したら、もしかしたら日常がしんどくも充実する分、休日に山に行かなくなるかも知れない。それでもいい。やめないまでも、脳味噌が直接楽しいと感じるエンジョイスキーやエンジョイクライミングしかしない「オトナ」になるかも知れない。少なくとも、しんどさや孤独を求めるダウナーな登山からは足を洗えると思う。
「労働」と自分の仕事の対比によって、焚火と山との付き合いの理解が少し進んだかも。山に行かなければ充実しない、便利の有り難さに気が付かない。25にもなって、山を8年もやってもこんなんでいる自分が情けない。
全然マイナスなことを書いているつもりはない。正しい「明日」を考えている。そんな「明日」を「今日」にするために。
やっぱりどうしたら良いのか全然わかんない。何を書いているのかもよくわかんない。明日は山に行きます。こんなことばっか考えてるのって、全部山を知ったせいなんじゃないか?
自称1.5次産業従事者のgeo_surveyorと申します。
土木や農林分野の仕事を請け負い禄を頂いております。
立場は甲乙丙丁で例えれば丙か丁に当たります。
労働に関するお考え、同感致しております。
金を稼ぐだけが仕事ではありませんものね。
公務員だって立派な職業だと私は思っています。
分野にも依ると思いますが、わたしが身を置く世界では、諸官庁が無ければ成り立ちませんし、お陰で仕事をさせてもらえると思います。
仕事は生き方そのもの。
どうか自信を持ち堂々とされて下さい。
例えれば『漁師の趣味が魚釣り』みたいに仕事でもプライベートでも山を歩く私が申しても説得力無いですけどね。
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