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その定期演奏会の客を集めるために訪れた「山岳部」。
「演奏会なんて行くやつは、いないよ・・でもさ・・君が合宿に付き合ってくれるなら山岳部30人を連れて演奏会いくけどね」・・不純ちゃ、不純な動機で始まった山でした(^^;
いまは宮崎県で釣り船の経営をしている元山岳部部長のM氏。
山から海へとオヤジさんの仕事を受け継いだ好々爺、「uedaがグランドで大きなラッパを担いで一日、演奏しながら歩いているのを見ていたからね」と笑いながらの後日談。
わたしは、マーチングでは、スーザーホーンを担当。
いまは軽いプラスチックですが、当時は真鍮の20Kg近くある楽器を肩にして、夏場に一日中マーチングドリルの練習をしていたのを見たらしい。
「あいつに歩荷させたら・・なんてね」
そんなこんなの山登りですが、興味もなく卒業すると市民楽団で細々と30歳まで演奏してました。
当然、会社の役職があがり、転勤で日本全国を巡るようになると、音楽とも山とも無縁の世界へ。
それなりの役職になりぼちぼち落ち着いてきた45・6歳・・
何気に家族を連れて行った上高地・・
そこですれ違う登山者・・明神からの周回をちょいと足を延ばして徳澤園へ
(あ〜ここ・・なんか覚えているなぁ・・)
そこから再び始まった山は、比良山系の蓬莱山・武奈ヶ岳さらに二上山・葛城山・金剛山に六甲山
もちろん単独行・・
登山靴を買い、ザックを買って・・月に一度の山歩きでした。
そんなこんなで・・十数年
図書館で登山書を覗き見る程度で、昔、取ってもしない杵柄で(笑
俺流登山!
この十数年・・よくまぁ、遭難しなかったものです (してるやろってか

そんな中で出会ったサイトが「山レコ」でした
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ひょんな事から勝手に立てた標識(^^;
いろいろあって・・ガラガラポン!で・・「こんなん出ましたぁ〜」(笑
「ふふふ・・でわでわ倶楽部」
おいおい!どうすんねん!的な勢いだけで物事がすすんでしまった第一回倶楽部登山(汗
夜間歩きで強風・嵐での幕営は、わたしのお手の物だからいいのですが、まさか、まさかの鉄塔下幕営地でのふふでわ登山隊との合流!!
とても嬉しい、楽しい大雨の中での初顔合わせでした。
が、冷静に考えると・・冷や汗です。
川のような登山道に、大雨・・単独行ならともかくパーティは中止にすべきでしょうね(反省
その証拠に登山道の帰りは、崖崩れに、鉄砲水の滝のような道路、川は氾濫状態でした。
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自己責任という、このうえない無責任の言葉を胸に山に向かって進めるのは・・結局のところ
単独行なんでしょうね・・
パーティでは、CLが傘下の命を握っているのですから・・自己責任といわれてもね
悲惨な山岳事故を検証しても、ガイド・CLの判断ミスが命取りになっているのは明白ですね
わたしも、パーティを組むようになって、ようよう昔の部長M氏の言葉を、思い出してます。
「おい〇〇!二番目歩け!」、「一本立てる!〇〇一枚脱げ!〇〇水補給」
いつも最後尾から怒鳴っていたM氏・・
当時は、なんと粗暴で非文化的な部長だと思っていたのですが・・

いま思えばパーティ全体を見渡して、全員の足元を確認していたのでしょうね・・
いまさらながら思い出しては、尊敬いたします
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もう、四十年以上もまえの話・・
いまは民主的なんでしょうかね。
さて、いろいろ考えてパーティで一番大事なこと。
やっぱ、物申せる雰囲気かもしれませんね。
「疲れました」「休憩したいです」「足が痛いです」「トイレが・・」
もちろん、すべてを受け入れられないでしょうが、パーティの余力を考えながら行動計画を修整し最大限の安全を確保して、前に進むか、退くか・・を見極めることが肝要なのでしょう
で、結局・・こうなってくると・・「俺流」から脱却しないといけないのでしょう(苦笑
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ザイルにしてもシュリンゲ・カラビナ・下降器・ハーネスにしても、ハイキングには無縁に思える代物
ただ、ひとつ間違えば・・これが命を救ってくれるギアであることは間違いないこと。
例えば・・夏場の小雨で熊笹に足を滑らせて、斜面を滑り落ちた・・(経験しました・・)
ここで、ザイルがなければ上から励ますだけ・・
前爪のあるアイゼンがなければ、滑りながら登攀で、再び滑りだすだけでしょう・・
夏山の沢で大雨・・増水で孤立・・(これはツレが昔ね)
これもシュリンゲ・カラビナ・ザイル・ハーネスの出番でしょう
パーティ・・命をビレイするのはたいへんですね。
その大変さの原因の一つは、チームの残存体力の把握が難しいことでしょうね・・
単独行では、わたしの装備に「オキシメーター」があります。
これ・・血中酸素濃度、脈拍が簡単に測れます。
呼吸が荒くなっても疲れてなければ酸素濃度は96〜98(わたしの場合ですよ)
冷静なようでも疲労がたまると濃度が92〜95に下がるようです。
これ、15分も休憩して山珈琲淹れて落ち着くと、ちゃんと96〜98に戻ります。
これも・・毎度の登山で測定して判断しないと・・「ダメよ!だめ、だめ!」(ちょい、はまってます

http://www.youtube.com/watch?v=j4GG3VaHjAY
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単独行は危ない!単独行で怪我すればどうするの!・・
もちろん、リスクが大きいのは事実です。
したがって、パーティ組む以上の周到な装備が必要なんでしょう
ただ、慎重になる分だけのメリット・・たしかにありますね
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「自己責任」・・ふふふ・・これを口にするなら・・遭難救助放棄ですね(異論あるでしょうが)
こら・・あかん!で撤退できる単独行・・
冷静な全体を見渡す判断と的確な登山技術・・
パーティを守るだけの実力をしっかりと学んで、大丈夫と安心させるだけの技術を身につけておきたいものです。
そうなると・・パーティ・・俺流からの脱却・・ふふふ・・いいのかもしれませんね
これからは、高齢者登山(何歳なのかは定かではないですが・・還暦以上かな)が増えるのは事実。
北アルプスでも高齢者のパーティをよく見かけるようになりました。
ふふふ・・これリーダーも高齢者の方がいいかも・・と思って・・
だって、膝や腰の痛みを知らない若者ガイドで、ちゃんと休憩とれるのでしょうか・・老婆心ながら
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さて、1月11日より日の出時間が、早くなる方向になりましたね(大阪基準)
日の入りも、だんだん延びてきます!
お日様のUターンです! 夜間登山者にはうれしい本当の年明けなんです(笑
今年は、皆様のレコに刺激を受けて・・ふふふ・・羽があったら北ア・八ヶ岳を飛び回りたいです

「ふふでわ倶楽部」・・今年も暖かく見守ってやってください。よろしくお願い申し上げます。
なお、2月9日は「入笠山」で騒いでおります。乱入歓迎です。ふふふ・・よろしく
でわでわ

なるほどね。
私が思うには、ヤマレコの大多数は”ド素人”が多いように思います。言葉が悪いですが。
そういう人にとっては、”登山の安全”の意味がよく理解できないように思えてきました。
岩登りなどをするような人なら「自分の命を守る」という安全感覚が養われますが、ハイキング程度ばかり(冬も含め)の人だと、経験が少ないと、登山の安全という意味がそもそも分かりにくいように思えてきました。
で、「自分が遭難するとは思わなかった」ということになる訳です。
「どんな(日帰りの)山でも、ヘッドランプ、雨具、食料は必ず持参する」という大鉄則でも、日帰り低山専門の人には分かりにくいかも知れません。そのあたりを、ヤマレコという多くの人が利用するサイトで上手に登山の安全確保の方法を伝えていけばいいのでしょうが、その価値を感じる人は結局は「分かっている人」ぐらいです。
失敗をして「分かる」ようになればいいですが、その前に死んでしまえばダメですね。
そのあたり、uedaさんの失敗を上手に閲覧者にケーススタディーさせるようなご自身の啓蒙的な考え方も必要かも?
uedaさんは死にそうで中々死なない感じがありますが、まわりが死ななそうで死ぬと哀れですから
長文失礼しました。
こんちわ、ミュウレンさん
コメントありがとうございます
死にそうで死なない・・ふふふ・・納得です
見た目は、派手でデンジャラスですが・・本当はビビリです(^^;
でも、このビビル精神が一番大事なんですよね・・
さっさと、小走りで下山する方を見ると・・怖くて・・無論、そんなパワーもないのですが・・
>登山の安全という意味がそもそも分かりにくい・・
わたしの登山は、門前の小僧ですが、何が危ないかはそれなりに教えてもらった気がします。
それでもうっかりと自分でも首をかしげる行動をとることがありますね
結局、痛い目に会ってはじめてわかることなんでしょう
ふふふ・・あれからヘッデンは一番に確認してますから
今年もお騒がせしそうです(^^;よろしくお願いいたします
でわでわ
自称、本格登山にも無縁な里山ハイカー?!
基本単独行。過去に登山知識が豊富な方より手解きを受けた事もなければ、パーティ登山も経験無し!
『自己責任という、このうえない無責任の言葉を胸に山に向かって…』
自身の事を戒められているようで、ついついコメントさせていただきました。
ここ2.3年、ヤマレコ地図に『赤線』を記すのを楽しみに色々歩いております。
この場で知識が豊富な方よりアドバイスを頂く事もあり、ザイル(20m)を入手したり、雨具や応急手当用品etc… 色々周到な準備を試みたものの、嵩張る荷物とその準備が面倒になり、結局緊急時に役立ちそうな、普段使わないものは『自宅待機』となってしまいます
murrenさんがコメントに書かれている「どんな(日帰りの)山でも、ヘッドランプ、雨具、食料は必ず持参する」…程度に加えて、冬なら防寒衣や簡易アイゼン、夏なら着替え程度を持参する程度の常識はあるものの、安全確保や万一の際に身を守るような品々は結局持ち歩かない、そもそも買い揃える道半ばで休止状態です
マイナールートを好んで歩く割には長距離を歩くのも好きで、なるべく軽装の方が好ましいと言いつつ…先日、足元の谷を眺めてザイルを持ってこなかった事に不安を感じたのも事実。歩く度に悩むところです。。
『登山の安全』
…無茶をしているつもりはないものの、uedayasujiの日記や、経験豊富な先輩方の記事などを拝見しては、反省すべき点や今後の課題を考えつつ…対策が整わないままに、休みが好天に恵まれれば山へと出掛けておりますが
このような記事が、私を含み、少なからずおられるであろう"ド素人"にとっては、安全を考える機会になり、無理な判断を戒める足りない経験を補う知識となっております。感謝いたしますと共に、今後も有意義な情報、期待しております。
inakabusさん、こんばんわ
装備と山行・・これは悩ましいところですね
ただ、雪山となると、いかな低山であっても油断禁物と心得ております。
シュリンゲたすき掛けのカラビナ・ヌンチャクでクサリを使ってのビレイ・・
前爪のあるアイゼンは、夏でも必須。
さらにピッケルも使い方次第ですね・・
もちろん、行かれる山域にもよるでしょうが・・
独学・・ふふふ・・痛い目に合っての勉強です。
ミュウレンさんの言うように、死なない運が、わたしにはあるのかもですね
すべての道具を背負って幕営して雪道を歩く(めちゃ苦しいですよ
すると、本当にいらない物が見えてきますね。
ただ、絶対に安全を犠牲にしないこと。
ふふふ・・どこかで会えればいいですね。
でわでわ
わたしも試行錯誤の登山です。あかんと思えば引き返す・・これっきゃないでしょ
こんにちは。
パーティーを組む一番の理由は、ロープによる確保が必要なヴァリエーション登山(ロープを積極的に使う登山)だからかと思います。
ソロクライムなどの特殊なケースを除いて、ロープで確保しながら登るにはどうしても最低2人必要なので。
山行内容によって最適な人数は若干異なると思いますが、いずれにしても大人数では良い事は無いように思います。
歩くだけの一般登山においては、一人で行こうがパーティーで行こうが自由勝手だと思いますが
どちらが安全かという点に関しては、万が一の際に一人だと素早く助けてもらえないという点でしょうか。
パーティーであれば仲間による素早いセルフレスキューが可能ですから。
一人でも計画書どおりに行動し最終連絡日時さえはっきりさせておけば、たとえ連絡がつかなくても最低限アクシデントの発生は伝えられるとは思います。
この場合の最低連絡日時とは、予備日や下山予定日時とは異なります。
例えば日帰りのハイキングなら翌日の19:00などというように、道迷いや悪天候、想定外の時間消費その他によって緊急にビバークするかもしれない日数や時間を、山行内容や天候や現地状況などを良く検討してあらかじめ自己責任で設定しておくものです。
先日、安全登山を訴えるヤマレコの日記で、びっくり驚愕の内容に出会いました。
日帰りでももし夜8時までに帰宅しなかったり連絡がつかない場合には、自動的に警察に救助要請するように妻に日頃から頼んであるとのことでした。
ツェルト等の装備は持参しているが、実際に使ったこともないし、一晩夜を明かすなんてとんでもないことにならないように、転ばぬ先の杖で救助してもらうのが安全対策なんだとか。。
死んでからじゃかえって世間に迷惑かけるでしょ、とのことでした
私はあきれて返す言葉を失ってしまいました。
日帰りのハイキングであっても一日や二日くらい緊急にビバークできるように準備しておくのはあたりまえのはずです。
骨の一本二本折れたって自力下山するのだ!というのが普通の覚悟ではないかな?
(実際には救助していただいたとしても、世間に迷惑をかけたり世話になったりするのは昔から登山者の恥のはず。)
安易な救助要請とはこのことです。
はずかしく情けないことだと思いました。
装備についてですが、やはり軽量化は大切だと思います。
身軽な行動は時間を短縮するし、悪場では身のこなしが楽ですし安全に繋がります。
体力の温存効果は高いと思います。
(体力が一番重要な装備かとも思いますが。)
過剰装備は体力を奪い、逆に危険な場合があります。
(お気楽なハイキングのときにボッカ訓練を兼ねてどっちゃり背負って体力を付けるのは効果大と思いますが。)
重要なのはその中味。
山行内容に関わらず日帰りでも必ず持って行くべきもの、山行内容によって持って行くかどうか決める物に分かれるように思います。
このあたりは、その人の体力、技術、経験、覚悟によっても異なると思いますが。
山行内容によってケースバイケース、よく吟味することが重要と思います。
例えば、前爪のあるアイゼンがどの夏山でも必要かと言うと決してそんなことはないし、万が一の懸垂に備える程度なら8.5ミリロープは過剰かと思います。
私の場合、例えば単独の沢の下降で懸垂を多用する場合であってもロープは7ミリ。
エイト環は重いので持たず、ゴツくない小さな環付きビナで半マスト懸垂です。
ロープで確保してスタカットで登る必要性や空中懸垂が想定されるのかどうか、想定される渡渉の距離、あるいは雪稜など細くても長い方が便利なのかとか、必要なロープの太さや長さは場面によって変わると思います。
私の場合、ハイキングでは誰も居ないマイナーなちょっとアブナいルートにも好んで一人で行きますが、7ミリ30ロープを持つか10m程度の薄いテープのお助けを持つかはルートの顔を見てチョイスとしています。
スリング少々のうち、一本は簡易ハーネスになる長さの物を持参します。
これらはあんまり使うことはありませんが。崖下に美味そうなキノコや山菜を発見した時や、タープやツェルトを張ったり、濡れた物を干したりするのに重宝しとります(笑)
いずれにしても道楽で山に入る我々は、自分の安全は自分で考えたいものですね!
山野井氏は、「救助されたら、それは一回死んだも同じこと。」とおっしゃっています
bunacoさん、おはようございます。
たしかに、おっしゃるとおりですね。
ただ、ハイキングから登山へとステップアップしていく人をフォローしていくことも大事でしょうね。
一緒に歩くうちに、少しずつでも教えることがあればと思ってますし、自分自身でも山岳会であらためて学ぶことも多いですね。
叔父が奈良の山奥、吉野、北上村で林業してます。
山を教えてくれと言ったら、勝手に歩いて寝て来い、と言われました(^^;
10mを越える杉にロープ一本でするする上るし、80歳近いのに足の速いのには驚かされます
ふふふ・・ミュウレンさんが言う「ど素人」
結局、山岳会にはいるのも・・教えを乞にも誰に・・というところでしょうかね・・
実際にわたしが山に復帰したときも「俺流」でした(^^;
みんなで集まれる環境も大事なんでしょう(笑
単独行でやれない厳しい尾根筋にチャレンジする歳でもないですが、ときおり「あれ、登ってみたい・・」と思うことありますね。
いずれは、どこか気に入った山域に腰を落ち着けて、登山道の整備などをしていると思います。
「君・・雨具はあるの?気をつけて」・・なんてね(笑
どこかの山で会えればいいですね
でわでわ
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