いつもようにザック担いで、いつもの足取りでまずは目指す天女山。
左手に沈む夕陽をうけて天女山駐車場で日没・・アイゼン装着で気合の入れなおし
そこからは、ダラダラ坂が続いて最後に急坂で「天の河原」は真っ暗闇・・
しかし、そこからは街の灯りも確認できてホッと一息・・
さて・・そこから周囲3mのヘッデンの世界でひたすらルートを追って小一時間・・
何か・・おかしい・・ここ・・何かが違う・・
困っていないのに・・困った感覚・・なんだろう
__________________
この夜は、風もほとんどない無風状態・・
前三つでは夜空に輝く一面の星・・
三つ頭への登りをこなしながらも・・何かが違う
雪を一口・・口に含んで考えても・・なんだろう・・この一抹の不安
___________________
わたしは、夜間登山で怖いと思ったことなど一度もない・・
また、一度でも怖いなどと思えば、まずは歩けないだろう・・
しかし・・この登山道だけは・・何か・・おかしい
怖いというより・・胸が締め付けられるような一抹の不安感なんです
小動物の足跡も少ない・・なんだろう
____________________
こんな想いで下山して・・ハッと気付いたこと。
自分で書いたコメント・・
( 魔物がいるような )
( あなどれない )
( 夏に歩いてから )
ここでようやく思い当たることが
ふふふ・・夏に歩く・・水補給!!
____________________
pasocomさんが、コメントで教えてくれた沢筋の件・・
これ・・なんですね
夜間歩きは、五感が鋭くなります。
沢の音・・水の匂い・・がしないのが、原因だったようです
___________________
冬は、水補給に困ることなどないですよね、装備あれば・・
今回、450mlサーモスと850mlサーモスの白湯がすべて。
雪山ですから水作りは当たり前の作業・・
でも・・これ・・もし・・今回が夏道なら・・
2L?足りないでしょう・・幕営では水補給が生命線
シュラフを軽くしてフライシート・オーバーグローブ・ピッケル・アイゼン・レイヤーをはずすとしても・・持てる水の量はしれてますよねぇ〜
さて・・どうする?
夕方発で幕営地まで最低1L・・食事に1.5L・・アタックに1L・・
なるほど、なるほど・・あの肩の小屋の重要性が・・わかりました!
ふふふ・・権現小屋・・で・・水補給
たしか、権現直下の標識に「権現小屋1分」って書いてありましたね・・
それでも天女山からのアプローチだと4L欲しいですよね・・
_____________________
昼間の山行は目の情報量が多いですよね
沢の音が聞こえなくても不安はないのですが・・
夜間登山では、感覚が鋭く研ぎ澄まされているんですね・・
夜間動いてきた山域を考えると・・
比良山系も渡渉あるし大峰は十津川・・燕も登山口は川の音
上高地は梓川・・新穂高は右俣左俣に川筋で山道にも沢はことかかない・・
やはり・・精神的なものなんでしょうが・・
_____________________
さりとて・・他のルートは、小屋が開けば解消するのでしょうが・・
天女山ルートはいかがなんでしょうね・・
やっぱ幕営では4L装備なんでしょうか・・
これ・・質問箱で・・という話でしょうか(笑
でわでわ
ふふふ・・八つを知らない素人なんで、一つご教示を・・ m(。。)m
一枚目 大峰山系のきれいな沢です
二枚目 ご存知、梓川
三枚目 比良山系は夫婦谷の渡渉
私は日帰り専門なので、uedaさんほど水に対する鋭敏な感覚はありませんでしたが、言われてみれば確かにそのとおり。このルートやその他の山梨側のルートは尾根筋で水補給が難しい所が多いですね。
観音平→編笠。天女山→権現。美し森→赤岳。県界尾根→赤岳。
みな同じ感じです。
私はuedaさんとは逆に北アの方はほとんど未経験ですが、唯一登った常念岳一ノ沢ルートは2/3は沢沿いでしたね。どこでも水が汲めるという安心感は確かにありました。(「ここが最終水場」という所ではお世話になったし。)
思うに、八ツはやはり火山で出来た山ということがかなり重要なんだと思います。地面は火山灰だから雨が染み込みやすくて沢になりにくい。富士山は典型例ですね。
バリ島に行った時も同じことを感じました。
あそこは全島が火山島で、川が少ない。その代わりあちらこちらで湧水が出ています。そこには寺院があり、沐浴する池になっていることが多かった。
沐浴してから聖なる山に詣でるわけです。
富士山の「忍野八海」とほとんど同じですね。
私が思うに、八ツの地質は水を染み込ませやすく周りには多くの湧水を出しています。甲斐小泉の「三分一湧水」などは代表格です。
そもそも「大泉」「小泉」という地名からして湧水ですね。
私は昨日、大菩薩に出かけ、久しぶりに八ツ以外の山に登りましたが、uedaさんのように「なんか変?」な感じがしました。
それは逆ですが、こういう山にはそこかしこに水が流れている。なんか「潤っている感」がするのでした。
それに比べると八ツは「カサカサ感」がします。岩も荒々しいし、殺伐としています。そこに独特な植生も生じるのでしょう。
この湿気のなさこそが、まさにuedaさんが感じた不安なのではないでしょうか。
pasocomさん、たびたびすみません(^^;
あのギボシ・・写真みながら行っておけばよかったと反省です
帰路の渋滞が予測できたならそれこそ日没前ゲート到着でよかったんですがね(笑
あのお山の独特の感覚はクセになりそうです。
4月半ばには観音平から歩いてみます。
さてさて、三味線滝ですか?名前だけでも想像できそうな滝ですが・・行ってみたいですね
また、お邪魔します。よろしくお願いします
でわでわ
詳しい分析ありがとうございました。まさしくおっしゃる通りですね
こんにちは。
少し違いますが、沢登りしていると口は乾きませんね。同じように雪山に登っても口はあまり乾きません。おそらく水分がとなりにあるという本能がそうさせるのでしょうね。実際にはあまり水分を取っていないので口が渇かない代わりに脱水症状に近い状態になる場合があります。汚い話ですがウンチが固くなったりします。
逆に水のない山や沢筋でない稜線のルートを歩くと非常に口が渇きますね。これは精神的な部分もあるように思います。中東の砂漠を私は少し知っておりますがやたらと口が渇きます。pasocomさんとは違ってバリ島でラフティングをしたときでもさすがに口は乾きません。海だとどうなんでしょうね?やっぱり乾きますかね?
そういう「水」の存在を人間は潜在意識で感じているんでしょうね。
ミュウレンさん、こんちわ
雪道の脱水症状は本当に気をつける必要がありますね
脱水症状によるこむら返り、俗に言う足がつる症状で、テント内で七転八倒したことがあります
塩分やミネラルも摂取するように医者に言われました。
それからは塩飴などを携帯してますが・・
水補給のないルートはどうしても水の携帯になるのでしょうね・・
以前、夏場に水のない苦しみを何度か味わってますので水には敏感です。
マジで登山道の水溜りに口をつけそうになりました(なんとか思いとどまりましたが・・)
危険なのはそんなときなんでしょうね・・ふらふら沢に下ってしまうのは・・(^^;
海では唇が乾きますね・・あの潮風・・
ふふふ・・海は行かなくなりましたね
子供が小さいころだけです。
それよりも・・二日くらいで幕営して縦走したいですね
五月の連休に・・嫁をどう説得するかですね・・
でわでわ
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する