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連休とは言えども3日は、連休ど真ん中の感覚・・
しかし・・通常3時間半4時間弱のみちのりが・・6時間(^^;
混雑というより高速での停止状態に、いらいらもあきらめに・・
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さて、新穂高無料登山者駐車場には20時の到着。
いつものわたしの場所が・・(勝手に決めてもね

ともあれ、満車に近い状態だった。
たぶん、車中泊をしておられる車が多数。
その中で、もくもくと準備して、新しくなった交番への登山届けを出す。
新穂高の右俣林道へ立ったのが20;40ころになってしまいました。
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夜道は暮れない・・ふふふ・・途中日没よりも出発時暗いほうが落ち着きます
左折れ五回・・わたしがこの林道の現在地を確認する方法(笑
山レコを閲覧して最悪は新穂高スタートで積雪と思っていましたが、意外にも雪の影もなし。
左折れ五回で、いつもの穂高平へのダイレクトルートである夏道入り口に出ます。
もう標識もかろうじて読めるくらいですね。
本来はまったく期待してなかった夏道にも雪の気配なし。
ラッキー!で夏道にはいりました。
ところが・・ここは冬場は誰も使わないルートだけに落石などで様子が変わってます・・まぁ、あたりまえでしょうかね

夜間だけに、一箇所ルートロスで100mほど行って行き止まり(汗
これはいつものことで、戻りは慎重で、すぐに間違い箇所を特定できました。
これを使うと・・穂高平のトイレ横に出ます。(おすすめルートですが自己責任ですよ)
連休なのに穂高平小屋は、まだ開いてません。
あとは、ルンルン林道歩きで、いつものゲートから歩数勘定・・
一歩30cmで100歩30mで10000歩(笑
理屈はそうでも、途中で数字があやふやになります

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林道は除雪されてますが、いつもの奥穂高への夏道は1mの積雪でテントがひと張りあって20mほど行きましたが、踏み抜きでUターン。
事前情報とおりに白出沢を直登するため出合まで歩みをすすめました。
白出沢出合い、ここまで120分は、コースタイムとおりです。
通常夜間1.5倍ですからこれは早い方ですね。
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さて、本題です!
まえおき長くなって申し訳ないです。
簡単に書いたここまでの暗闇ルートで、やってみようって方・・は少ないですよね

つまり夜間の北アを夜歩くのはかなりの熟練者(わたしがそうと言うのでなく)であると認識していいと思うんです。
この話はここが肝心です。
出合いで驚いたのは、工事のためでしょうか?5mほどが除雪されて白出沢上方に開けてます。
おやおや・・このまま行けちゃうの?と思えるほどの道でした。
ここで一本たてて、嫁が作ってくれた「おにぎり」とジェットボイルで珈琲(合わないですが

しかし、この道・・やっぱ200mほどでした(甘くはないですよね)
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それからは1mが3mになり夏道を平行になるほどの10m〜15mの積雪と明らかなデプリの通過・・
さてさてもうすぐ重太郎橋付近かと思えたときに、後ろから小走りのヘッデン!
わたし・・夜間に人と遭遇するなんて初めての経験でした
お若い登山者の方に挨拶すると・・まぁ・・驚きました
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「おじさんも槍ヶ岳に行くんですか?」
おじさんは、ともかくも・・槍???
耳がおかしくなったのかと、まず声が出ません。
頭の中で反復しながら・・このひときっと奥穂と槍と勘違いでしょ・・
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当然、否定すると・・やおら出してきたのが山と高原地図
真っ暗な中で周囲を見渡すようにしながらコンパスで地図を正置しようとしてます
すみません・・それが、おかしくて

笑いをかみ殺すのが、精一杯・・
ともあれ、白出沢にいることを確認させて戻るように言いますが・・
「ご一緒させてください」
普通の道ならいいのですが・・
「これからはデプリ地獄で非常に危険な登りだし、途中幕営するよ」
「夜間のくだりは危険ですから夜明けまでご一緒させていただければ」
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2時まで行動をともにして、急坂の途中ですが、わずかな平地で幕営を決めます
「ここで幕営するけど、どうするの?」
「ちょっと、先まで行きます」
大丈夫かなぁ・・ちょっと先まで・・それで遭難した人、多いんだけど・・
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わたしは、例の780g自立式ツェルトの初幕営!
で、ポール組み立てて横に置いていると・・
先ほどの方が、駆け足で戻ってこられます
「く、熊です!!目が光ってました!間違いないです。うなってました」
熊?マイナス5℃で??否定しますが・・
「ともあれ猛獣です。危険です。わたし帰ります!」
は、いいけど・・ツェルトのポールが彼より先に、下っていきました(あちゃ・・
最悪・・下りは危険と自分で言いながら足早に下山していきました
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ポール一本なくして幕営は無理(下山時にさがせばいいや・・)
ですが・・猛獣が気になるところ
荷物を片してザックを背負いなおし彼の言う猛獣に会いに行きます。
熊ならうなる前に飛んでくるでしょうし・・北アに猛獣などいないし・・
そこから150mほどで手にした照明が、目玉の反射を視認しました。
瞬間、心臓がとまりかけましたが・・相手は動きません
それから・・山の中にわたしの笑い声が響きました。
たしかに目玉に見えますが・・テントのグロメットが反射していたのです。
テントの端にある金具ですね
わたしの手元照明を強くあてるとテントが浮かび上がりますが、ヘッデンだとグロメットだけが反射したのでしょう
ふふふ・・テントの中の人が、脅したのね(笑
わたしも経験があります。
夜中の途中幕営で、足音すると獣だと思って大きな声でうなり声で脅すこと

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さて、余談が長くなりました。
下山時に会ったもう一人のBCスキーヤー・・
「槍ヶ岳はこっちですよね」
はぁ??なんでだぁ〜
その方も、山と高原の地図を出して確認してます。
「林道来たでしょ?そのまままっすぐですよ」
右俣林道歩いた方なら当たり前の話・・
槍行くのに・・白出沢を登る??
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もちろん、下調べもしないで、まして「槍ヶ岳」めざすのも無謀
ですが・・原因は・・標識でした
しかしねぇ・・改善の余地ありなんですが・・
これすら迷うなら・・行かないほうがいいと思うのですが・・
山レコのみなさま・・どう思われますか?
ふふふ・・岐阜県警レスキューに報告したほうがいいのかしら?
でわでわ

一枚目 問題の標識ですが・・これわからないなら槍はねぇ・・
二枚目 久しぶりにいくと交番新設!ここで登山、下山届けです!
おはようございます。
笑い話の余韻のためコメント書かない方がいいかも知れませんが、さすがに上には上の人がいますね
警察もこういう人と相手をしなければいけないので苦労が忍ばれます。
地震による落石や雪崩に遭遇しなくてよかったですね。
その熊の彼は無事に自宅に戻ったですかね?
おはようございます
びっくりしました。
よくもまぁ・・夜間登山を決行したものです。
たぶん、こわごわ白出沢を登ってきたのでしょうねぇ(笑
レコで報告しますが、わたしは8;30には、穂高平小屋のテラスでいびきかいて寝てました
ミュウレンさん・・わたし初めて「贅沢」の意味を理解しました
涼しい山小屋の丸太のテラスで、雲ひとつない晴天に目の前に、笠の山脈と牧場・・
の〜んびり山にも登らずに、うとうと寝てる幸せ・・贅沢のきわみです
で、地震に揺られて小屋が大きく揺れました。
林道管理者の方が車でこられて「砂防ダム決壊で登山要注意」と言ってこられました。
ったく・・いろいろありすぎの山行でした。
まだまだ、ありますので、レコをあげます
でわでわ
ミュウレンさんとhigaerisazenさんの言うとおり・・行ってはだめな季節です!
初めまして。
先日、飛騨沢から槍ヶ岳を登ったので、興味深く拝見いたしました。
今はGPSが当たり前ですが、それでもそれに頼りすぎて、地形の状態を読めない人がいるようですね。夜でもGPSがあれば大丈夫と、初めての夜の山道を歩くなんて私には考えられません。沢の状態、岩場、巻ルートなど、明るい時に確認したルートでないと、私には不安でしかないですね。
ましては山と高原地図しか持ってない?なんて、恐らく下調べもしてないんでしょうね。私自身も山スキーをしますが、最近は山スキーをしたいから山を始めたという人も多く、その中には地図もあまり読めない人がいるようです。
少しでも道迷いによる遭難がなくなることを祈りますが、その前にそうならなようにもっと一人ひとりが行く山と真剣に向き合い、地図を読み、地形を知り、コースを頭に思い描くことが出来るようになるといいですね。
そうそう、最近の国土地理院地図は3Dで楽しめるので登る山のシュミレーションが出来ていいですね!
tekapoさん、おはようございます
白出沢を「ご一緒させてください」ですから
たぶん、初めての新穂高ルートなんでしょうが・・
夜間歩きの度胸は誉めますが事前準備がねぇ(笑
下山時に確認しましたが。槍平への沢にもしっかり雪があったようです。
BCスキーヤーさんは、スキー担いで登山道行きました。
あれ・・樹林帯で苦労したでしょうねぇ
それも勉強でしょうが・・
みなさんのレコで行けると踏んでるんでしょうかね??
槍平から飛騨沢は下りに注意ですよね・・
へたすると、沢におりちゃいますが、ここは槍平が沢沿いだけにセーフなんですよね(笑
にしても槍ヶ岳をなめたらだめですね(大笑
たぶん、奥穂目的で白出沢を登ってきたスキーヤーには敬服します。
ふふふ・・山は面白いですね
でわでわ
おかえりなさい。
ははは!なるほど!
テントの中の人も威嚇で唸り声だすんですね。
私は、テン泊したことないので
ピーンときませんでした。
オチまで読んで笑えましたよ。
実は白出沢で、すれ違いの人に
日帰りで槍ヶ岳までって言った事があります。
えええ!??って言われましたけど。
何年か前に。
ではでは。
こんちわ、raichou さん
時間あればよりたかったんですけど・・
なにせ嫁には、「琵琶湖の向こうの白出沢」ですので(笑
栗東から混んでたやろ・・なんて嫁が言ってました・・ごめんチャイ
レコの影響で、新穂高ルートもメジャーになったのかもね
相当な足がいるルートなんですがね・・
槍で白出沢は・・ねぇ
ふふふ・・情報過多も考え物ですね
でわでわ
幕営のうなり声は、自分も怖いのでどこかに行ってほしいから(笑
きっと、腰がぬけそうになったんでしょうね(笑
白出沢で、槍日帰りって言ったのは
嘘じゃないよ〜
本当に過去に登ったんです。
下山後は廃人になってたけど・・・・
はっはっは、わたしも日帰りしてきました。
去年・・雪渓に堕ちてミュウレンさんにレッドカードもらいました。
わたしなどは廃人どころか亡霊でしたよ
靴は水浸しだし(笑
帰りの林道の長いこと・・
槍の日帰りは、キツイっすね
ウソだとは思いません。
BCスキヤー以外での日帰りは、ウルトラD難度です!間違いない!!
でわでわ
ときおり槍の日帰りをやりたくなるのは・・どMでしょうか
uedaさん〜! !
お疲れさまでした。
白出沢から行かれるとあったので、もしかして途中でお会いできるかな〜?なんて思ったりしながら、飛騨沢から槍へ行ってきました。
そっか・・・
uedaさんは夜中に出発ですもんね
3日の日は槍平で休憩中に地震に合いました。
どうも震源が槍平だったらしいです
ゴォーーーという音とともに揺れました。
そのあとも何度も小さい揺れがあったり。
4日は飛騨沢を下山中に滑落してくる男性が・・・
どうも尻セードしようとして失敗したみたいで。
あの朝のカチコチな飛騨沢を尻セードは自殺行為ですよね。スキーヤーも滑っていませんでしたもの
その男性は無事だったようですが。
という私も帰り道、ルートを間違えてて、白出沢に出るのに50mほど登り返したり・・・
人のトレースあてにして歩いてたら、こんなものです
こんちわ
槍に行かれていたのですね
白出沢であった人・・にしても・・もうちょっと勉強して槍を目指してほしいですね・・
人のことを偉そうに言えないです(^^;
ひとつ間違えれば死んでいたんです・・わたし・・最低(。。;
山の勉強にはキリがないです・・常に初心者で計器飛行しないと、伊達に知っている山域だからこそルートロストしてしまいます。
ふふふ・・お互いに気をつけましょうね・・
でわでわ
3日も地震あったのですね・・それならわかります。
林道の夏道の落石がとても、ヒドイものでしたから
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