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写真二枚目 憧憬の銀嶺・・飛騨乗越尾根
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朝から強烈なレコを観た・・
higaerisazen師匠の「抜戸岳」だ。
雪崩れの巣といわれるこの時期の北アルプスの急斜面を裏庭のように行く親子鷹に驚愕した
良い子は絶対に真似してはダメなレコですよ(汗
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-570039.html
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セイフティーバルブという言葉がある。
アメリカンフットボールでQB(クォーターバック)が激しいラッシュを受けてレーシーバーが見つからない場合の最低限のゲインを獲得する為のターゲットだ。
わたしはスポーツをやらない。どころかスポーツ音痴といってもいい。
ただし、吹奏楽をしていたので応援団でひっぱりだこだった。しかもハーフタイムショーのあるアメフトではマーチングバンドとチアリーダーが花形。
そんなこんなでルールだけは常識範囲で把握している
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山レコの山行記録には刺激を受けるものが多くある。
が・・これ・・無理!と頭からただただ恐れ入るレコも少なくない。
ただし、私の場合は、それが岩であったり沢であったりランであったりBCであったりとジャンルの違うものである。
唯一、お山歩きでついていけそうもないレコが・・hgaerisazen師匠のレコである
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まずは、最初の新穂高から左俣ゲートのノートレースの写真から笠新道までの積雪の深さ・・これを行こうと思える気力に脱帽(^^;
しかも、バリルートで急登攀しての幕営・・
腰までラッセルで雪崩を横目に・・抜戸岳登頂
さてさて・・わたしが後続していたら「師匠、もう帰りましょう」と涙目だったかも

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先だって、山岳会の先輩から個人的に「夜間登山はいかがなものか」とやんわり注意を受けた。
例の「北岳」で遭難され亡くなられた女性が、府連の山岳会に在籍していたからかもしれない。
いままでも痛い目には幾度かあっているのだが、夜間登山のスタイルは、それをやらない方には非常識極まりないのかもしれないですね
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いつものことで話が揺れて申し訳ありません。
核心は「セーフティーバルブ」
どこに撤退基準を設けるか・・ですね
各々の山行履歴、そのお山の山行回数、ルートの履歴、技術、装備、時間、季節、体調・・判断材料が多岐に及ぶとはおもいますが・・
わたしのセイフティバルブの一番は「気力」です。
まことに曖昧で申し訳ありませんが、夜中の残雪期であっても「やる!」という気力が充実しているときは、細心の注意をはらって前進できるのですが、「さて、どうしようか・・」などと気力が萎えたときは100%「撤退!」の判断を下してます。
さて、その「どうしようか・」との逡巡するケースの要因ですが・・
幕営地点までの体力の不安であったり、夜間トラバースの危険度であったり、漠然たる思いだったりまします。
この漠然たる思い・・これが曲者ですね
黒戸尾根撤退のケースでは、二日間考えて作った幕営装備を入山一時間前に日帰り装備に変更を余儀なくされ装備が中途半端なものになった不安ですね
もちろん、健康上の理由が一番だったですが・・
黒戸の最初のアタックの撤退は、ルート迷いを制しての五合目幕営で寝不足と小屋の方のウェザーストップでしたね。
わたしは基本的には、小屋の指示や救助隊の指示には絶対に逆らいません。
だって、そのお山のエキスパートですから・・
アメフトのクォーターバック。
ラッセル、吹雪、急登攀、雪崩れの危険、ルート不明・・
こんな猛ラッシュに会えば・・どこにパスをつないで生き延びるか・・
非難覚悟で、あえて発言すれば・・
あの遭難したメドゥーサみたいなボーダー・・
よくぞ雪洞で二日間を生き延びたものだと感心してます。
非常食もコンロすらもたないボーダーが、生きるというパスをつないだ事実。
山ヤとしては、しっかりとそれを受け止めて雪洞でじっと我慢することをかんがえるべきでしょうね・・
だって、コンロも非常食もツェルトだってあるはず・・
ボーダーのセイフティバルブに拍手です。
もっとも、ゲレンデ以外に出たのは許容できることではないですが・・
でわでわ

ボクは自分が何か嫌だなと思う不安要素が3つ重なったら中止。
たとえば
1天気大荒れ
2車のカギ閉めたっけ?
3非常食を忘れた。
とか
1靴紐が切れた
2前の晩嫌な夢を見た
3出発時間が遅い
とか
1雪崩が起きてる
2クマに遭った
3予備の手袋忘れた
とか
山域、気象、装備、気力体力いろんな要素があるし、その時々でこれなら忘れても問題ないっていう装備もあるし、精神面や体調面は毎回条件は違うから一律ではないですが、どんなに他のコンディションが良くても3つ悪条件や不安要素が重なったら中止っていうマイルールを設けています。もちろんあまりにも条件が悪ければ何か一つダメなだけでも中止しますが、そうでない場合は何か一つ基準を作っておくのもありかなぁと思います。
それと気力はとっても重要な要素だと思います。
風速30mだって今日はいい風吹いてんなぁ〜♪って思えば歩けるし、ビビりながら進んだらアウトです
メドゥーサさん達もコース外に出る時は届を出しましょうってのを係の人に届は出したって嘘ついて入山したのはどうかと思いますが、雪洞を掘って生き抜いたサバイバル能力は大したものだと思います。
mamepyonさん、おめでとうございます
ブリザードの中で「これ、これ!冬やのう・・」なんて進んでる自分がいましたね(爆笑
忘れ物・・たしかにありますね・・
マッチ、ライター忘れてランタンのローソクの火のためにジェットボイルを点火した経験あります(汗
生卵のケースを車に忘れてラーメンに入れる段で気づいてショックを受けたことも(爆笑
でも嫌な予感って・・あるんですよねぇ〜
そんなときは心の赴くままにUターンしてます・・はい(^^;
>雪洞を掘って生き抜いたサバイバル能力は大したもの・・
同感です!ここを囲み取材で聞いて欲しかったですね。
標高が高いとはいえザックを背負っている山ヤなら、いかなる事態でも生還してしかるべし・・と思うのですが・・
樹林帯に逃げ込んでのビバークって決断できかねるのでしょうか
ってより・・悪天ではじっと我慢すべきなんでしょうね
でわでわ
今年もよろしくお願いいたします
uedaさんこんばんわ
私の場合ですが行く前の段階は天候と風がどうか?
あとは現地に行って少しでも不安になったら撤収
2ヵ月以上山に行ってないのでそろそろ出動したい所ですが冬のホームである蔵王の火山活動が活発になってるので少々不安であるがモンスターを見に行きたいのもあるしどうしましょう?といった感じです
今年も良い山と出会いがあると良いですね
nonさん、おはようございます〜!
お山の天候は、一番大事な要素ですよね〜
わたしは一週間まえから、「○○岳のてんきとくらす」を見てドキドキです(^^;
嫁が隔週土曜日に「陶芸教室」に通うので、その週を山行予定日にしているから・・
とくに冬は、悪天候確定では出れないですよね(。。;
曇りや毎時5mm程度の降雪、降雨なら登山口目指します!
蔵王でも火山活動が活発なんですね・・御嶽山以来、気象庁も異常に敏感に反応しているように思われますが、注意は注意として受け止めないと・・ですね
登山道のモンスターや厳冬期夜間の星空は冬の風物詩・・
真っ白で神々しいお月様に照らされて青白い雪道でのサーモスのお湯での休憩。
ふふふ・・すっごく自然との一体感を得られますよ
今年もよろしくお願いします
一日も早い全快をお祈りしてます
でわでわ
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