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目的を終えたあとも惰性でぱらぱら眺めていたのだが、そこで一つ気が付いた。
同書には口絵写真が何枚か載っているが、その中に「縦走路 鹿島槍岳付近」と題されたカラー写真がある。
この写真とほぼ同じ構図、そして同じ天候で自分も写真を撮っていた。
その写真をあげておく。
口絵写真も比較のためにあげてしまいたいところだが、著作権とか色々ありそうなので止めておく
扇沢を早朝に出て、爺ヶ岳を越え、冷池山荘で休憩して、布引山を越えて、山頂まであとちょっとと言う所。ガソリン切れでなかなか足が進まず、仕方なく来た道を振り返っては眼福ものの景色にため息をこぼす、そんな時の一枚だ。つまり、鹿島槍ヶ岳の山頂は写真には写っておらず、歩いてきた稜線が写っている。向かって左手が長野側、右手が富山側。
本の口絵写真を撮影したのは、白簱史朗(しらはたしろう)と言う山岳写真家。wikiによると1933年山梨県大月市生まれ
つい数日前に扇山に登ったが、まさにあの辺りで生まれたと言う事だ。秀麗富嶽十二景なんて言葉が出来る前から扇山とか岩殿山は学校帰りに登ってたかもしれない
写真は岡田紅陽に師事
岡田紅陽と言えば富士山をこよなく愛した山岳写真家。数年前に登った愛鷹山の越前岳頂上付近に、50銭紙幣の図案に採用された写真撮影地として紹介板があった。
何だか色々リンクするな
たまたまだろうが面白い
鹿島槍ヶ岳は去年登った山の中で一番気に入った山だ。理由は、鹿島槍ヶ岳が非対称山稜である事が大きい。自分は非対称山稜が好きなのだ。だから唐松岳とか谷川岳も好きだが、鹿島槍ヶ岳は特に気に入った。
長野側が雲海に包まれ、富山側が晴れてるのも対照的で良い。後立山連峰ではこういうコンディションはわりとよくあるのかもしれない。とは言え、撮影した地点までほぼほぼ一緒だと、プロと感性が近いと言う事で、嬉しさが隠しきれず思わず投稿してしまいました。
かくなる上は南巨摩郡の同氏の記念館に遊びに行こうかな
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