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「虚構の森」 著者：田中淳夫
朝ドラ「おかえりモネ」で主人公は当初森林組合で働いている。馴染みのない業界にはイメージが無く観てて面白かった。林業に興味が湧き調べるうちに森林ジャーナリストと言う肩書の著者のブログに辿り着く。結構な数の著書のうちの一冊をAmazonで取り寄せた。それで満足してしま
「クマにあったらどうするか」
登山をやる以上、避けて通れないのがクマ対策だ。幸い、今のところクマと鉢合わせした事は無いが、マーフィーの法則に照らし合わせれば「起こり得る事はいつか起こる」。
特に2023年はクマのニュースが多かった。自分のクマ対策は熊鈴のみ。もっと抜本的な対策をと思っていた時
登山してれば高山植物に出会う
花だけでなく針葉樹や広葉樹に会う
サルオガセとかヤドリギとか変わった植物にも会う
それらの名前を何とかして調べて、ついでにその植物や花についてのうんちくを知る。
それを繰り返すうちに花とか樹木、はては植物そのものに興味が湧いてきた
そんな時にふと出会ったの
乗鞍岳のTシャツは山頂直下の売店で買った。首周りが小さめなのでSは失敗だったがデザインは格好良いね
燕岳。燕山荘はえんざんそうと読むので沢山ある色の中から洒落でエンジを選んだ。
焼岳。フォントも言葉もあまり気に入ってないです。前の年のモデルは格好良かったなー
「マウント・ヤケ」の響きは
「山はどうしてできるのか」
著 藤岡換太郎
6月に早池峰山を登った
高山植物が比較的低い標高で見られるコスパの良い山だが、登山道の岩は滑りやすくて歩き難かった
早池峰山は蛇紋岩の山らしい
蛇紋岩が早池峰山を花の名山たらしめているという。滑りやすくて歩き難いのも蛇紋岩ならでわらしい
「山高きが故に貴からず」
と言う言葉は平安時代の教訓書「実語教」に拠るそうで、このあとに「樹有るを以て貴しと為す」と続くらしい。転じて、外見だけでなく中身が伴っていないといけない的な意味になる。
諺の言わんとする所は別にどうでも良いが、登山を嗜む者として、初めの一文には頷く所がある。
沢木耕太郎の「凍」を読んで、本人の文章を読みたくなって探していたら最寄りのブックオフで見つけたので即購入。
何よりタイトルが良い。普通の人は畏れ多くてとてもこんなネーミングはできない。
興味深かったのは、アタックする直前、著者は必ず恐怖でおかしくなる。食べ物は喉を通らず、顔面蒼白で、会話
昨年8月に立山に登った。一人初アルプスで雨に降られたものの雷鳥と至近距離で遭遇し、フィナーレで虹もかかった。思い出の山行である。
雄山の山頂で買ったＴシャツは気合の入ったデザイン。背中が特に格好良い。黄緑に紫と言う有りそうでない組み合わせもセンス良い
この時は雷鳥荘に宿泊したのだが、温泉
今回は岩手県シリーズ
八幡平は昨年6月に奥さんと行った。いわゆるドラゴンアイ狙いで気持ち良い高原歩きが出来た。雪が完全に消えてなくなる直前の八幡平は、それはそれは綺麗でした。ペアで買ったＴシャツのデザインは、表はシンプルだが、背中側は癒し系で良い。が、何を表しているのか分かりそうで分からない。
山Ｔコレクション��
蓼科山の北面、有名なゴーロ帯を下りきった所を将軍平と言うが、そこに蓼科山荘が建っている。外のテントにＴシャツの売り場を出す程種類が豊富だがデザインは大変シュール。買ったこやつは、多分カモシカと思うが、切り株に腰掛けて煙草をくゆらせている。自分自身は煙草は吸わない。蓼科山のゴ
山に行くとつい記念にＴシャツを買ってしまう
初めて買ったのは木曽駒ヶ岳だった
着ていくうちにボロボロになるのでそのうちに捨てざるを得ない。だから記念に写真を撮っておくことにした。
その第一弾
茅ヶ岳は山梨県奥秩父の二百名山 深田久弥が亡くなった山として有名。昨年2022年春に登山。た
田部井淳子の「タベイさん、頂上だよ」は田部井淳子誕生からエベレスト登頂迄の自伝的エッセイなのだが、その内容を作家の唯川恵が小説にアレンジしたのが本書。
もともと自分は本書から先に入り、その後に本人のエッセイを読んだ。小説は虚構だから、どの辺りが虚構でどの辺りが事実なのかが気になってエッセイにま
クライマーの山野井泰史、妙子夫妻によるヒマラヤのギャチュンカン北壁登攀のドキュメント。「山は輝いていた」と言う本で山野井泰史自身による手記(「垂直の記憶 生還」)の断片を読んだが、それを「深夜特急」で有名な沢木耕太郎が「凍」と言うノンフィクション作品に仕立てていると知り読んでみた。
山野井泰史
「日本百名山」で有名な深田久弥の本。副題に「わが山旅の記」とあるように、山の紀行文、随想集で、書かれた季節を四季の順に並べている。2021年にヤマケイ文庫で復刊した。あとがきは昭和42年となっている。今から60年くらい前の文章となれば最早古典だが、文体はリズミカルで読み易い。
氏が山を通して辿
唯川恵と言う作家とはあまりお近づきになった事はない。ジャンルが恋愛小説では致し方なし。だから、ブックオフで適当に歩いててたまたま目について本書と出会ったのは運命である。
この本で、唯川恵が田部井淳子をモデルに小説を書いた事を知った。当然読みたくなる。その流れで田部井さん本人の作品も読みたくなる
登山家の田部井淳子さん本人による半生記
誕生からエベレスト登頂迄を描く。タイトルは、エベレスト登頂時一緒だったアン・ツェリンと言うシェルパの言葉。もう登らなくても良いんだと聞いてそれが嬉しかったと言う。
エベレスト登頂直後に書いたようだし、そもそもまだ紀行文の類を書くのに慣れてなかったと
直前の「侮るな 東京の山」は遭難直後の警察による捜索活動の様子がわかる本だった。3日から1週間捜索して成果が無ければ捜索打ち切りとなる。打ち切られた場合は、ボランティアや民間捜索会社を紹介しているとも記載があった。
本書はその打ち切られた後の山岳遭難捜索についての様子が分かる奇特な本だ。
著者の金氏は20年以上奥多摩エリアで山岳救助隊で勤務、その時の経験を綴った過去の文章を再編集して書籍化、この春に出版、巻末の山賊の話がネットで紹介されていて面白かったから購入。このたび再読した。
昨年4月に棒ノ折山から高水三山を縦走したが、その時に滑落遭難者の救助現場に遭遇した。本書の最初のケ
前に一度読んでいたのを何となく再読
若い時に書いたと思われる「タベイさん、頂上だよ」に比べてかなり晩年に書かれたエッセイ。
生々しく闘病の模様が描かれているが、淡々としていると言うか、年の功か、文章にキレとか余裕を感じる。
印象に残る言葉が各所にある
以下抜粋
山に行く女も
西吾妻山登山の為、米沢まで移動する際、電車の中で暇を持て余しそうで、本屋でなにかないかと探して見つけた。
色々な山の紀行文のアンソロジー
新潮文庫 神永幹雄編
最初は田中澄江の花の百名山からの一節
そのうちに少しずつディープな内容になっていき、最後はヒマラヤのクライマーの話になるという構成
紀
日記
カテゴリー「レビュー」の日記リスト
全体に公開
2024年 02月 03日 11:21レビューレビュー（書籍）
「虚構の森」
2024年 01月 25日 00:54レビューレビュー（書籍）
「クマにあったらどうするか」
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68
2024年 01月 16日 00:29レビューレビュー（書籍）
「植物はなぜ動かないのか」
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48
2023年 12月 16日 01:14レビューレビュー（ウェア）
山Tコレクション�ァ‐莪罰戞Ρ躋戞�焼岳
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28
2023年 12月 06日 22:11レビューレビュー（書籍）
山はどうしてできるのか 著：藤岡換太郎
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2023年 11月 23日 10:18レビューレビュー（書籍）
日本百低山 著 小林泰彦
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2023年 11月 10日 23:07レビューレビュー（書籍）
「垂直の記憶 岩と雪の7章」 山野井泰史
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21
2023年 10月 27日 08:55レビューレビュー（ウェア）
山Ｔコレクション�ぁ［�山
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2023年 10月 19日 21:01レビューレビュー（ウェア）
山Ｔコレクション�� 八幡平・早池峰山
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2023年 10月 14日 06:30レビューレビュー（ウェア）
山Ｔコレクション�◆∴�科山・磐梯山
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10
2023年 10月 06日 07:37レビューレビュー（ウェア）
山Ｔコレクション� ヽ�ヶ岳・四阿山
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27
2023年 09月 28日 22:46レビューレビュー（書籍）
淳子のてっぺん
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21
2023年 09月 23日 17:56レビューレビュー（書籍）
「凍」 著：沢木耕太郎
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20
2023年 09月 16日 04:38レビューレビュー（書籍）
瀟洒なる自然 −わが山旅の記− 著：深田久弥
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19
2023年 09月 08日 00:47レビューレビュー（書籍）
バッグをザックに持ち替えて
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30
2023年 09月 06日 01:05レビューレビュー（書籍）
タベイさん、頂上だよ
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58
2023年 09月 03日 08:51レビューレビュー（書籍）
「おかえり」と言えるその日まで 山岳遭難捜索の現場から
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71
2023年 09月 02日 03:45レビューレビュー（書籍）
侮るな 東京の山
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54
2023年 08月 29日 22:27レビューレビュー（書籍）
それでもわたしは山に登る
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54
2023年 08月 26日 10:29レビューレビュー（書籍）
山は輝いていた 登る表現者たち13人の断章
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