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ご参考までに私の体験を記しますが、医学的専門知識の無い素人の記憶と主観ですから、表現内容に責任は持てません。
以下、長文ですので、ご興味のある方のみご覧ください。
(写真はタイトルに関係ありません

【本文】
当時私は毎年欠かさず健康診断(成人病検診)を受け、血圧や心電図、エコー、コレステロール値などに異常はありませんでした。
夏休みのプランを家族で相談する時期でしたが仕事が立てこんでおり、蒸し暑い中、汗だくで客先を飛び回っていました。

そんなある日の午前中、客先で突然胸を締め付けられる息苦しさが起こり、一生懸命深呼吸をしようとしてもハアハアと浅い呼吸しかできず、冷や汗が噴き出す状態が数分続いた後、何事も無かったように楽になりました。

「今のは何だったのだろう」と思いながら仕事を続けましたが、70分ほどしてまた同じ症状が現れ、更に60分後と間隔が短くなりました。
始めは気管支などの呼吸器系を疑いましたが、「これは心臓かも」と思い当たり、仕事を切り上げて会社へ戻り、その後心当たりのある病院(循環器科)を目指しました。

電車とタクシーで移動中も症状は起こり、息苦しさに電車の中でしゃがみ込む状態で、病院に駆け込んだ時には症状の間隔は30分くらいになっていました。
病院の外来で状況を話すと直ぐに循環器科へ回され、緊急カテーテル手術を受けることになりました。手術を担当する専門チームが院内に残っていたことが幸いしました。
移動中の連絡で病院へ駆けつけた家内は、手術を待つ土気色の顔をした私を見て、最悪の事態を覚悟したそうです。

私の病名は「虚血性心筋梗塞」で、「心臓の外側に張り付いている冠動脈の一部が狭窄し、そこに血管から剥がれ落ちた血栓が詰まり、血液の流れが阻害されて心臓の筋肉が酸欠状態になって機能しなくなる」というものです。狭窄の部位と血流の状態によって心臓の受けるダメージは異なりますが、私の場合完全に血流が遮断された訳ではなく、狭窄した場所に引っかかっていた血栓が通過すると症状が消えるという状態を繰り返したようです。

汗をかきながら、ろくに水分を補給せずに動いていたことも影響(血液が濃くなる)したのかもしれません。
手術は部分麻酔した手首から血管にカテーテルを入れ、心臓まで通して冠動脈の狭窄している部分を広げて(ステント留置)1時間ほどで終わり、4日間の入院で退院しました。
その後は経過観察の通院と毎日の服薬、間隔をあけての検査入院(3回ほど)が続いています。
私の場合、最初の症状から5時間以上経ってから手術を受けたため、心筋にはダメージ(壊死)が残りました。
カテーテル処置は早いほど良く、すぐに救急車を呼ぶべきでした。
壊死した心筋は再生しないため、健康診断で心電図を取るたびに波形に異常が見られるようで、問診のドクターに理由を説明しなければなりませんでした。
低下した心肺機能はウォーキングなどのリハビリで改善しましたが、元通りとはいかず、少し激しい運動をすると息切れするようになりました。
たとえば「駅の階段を駆け上り電車

山登り

友人のドクターに私の体験を話したところ、後日「同じような症状の患者さんに対して、直ちに救急車を手配して専門病院に送り事なきを得た」との知らせがありました。
「胸が締め付けられるような息苦しさ」「冷や汗」「深呼吸ができない」などの症状が突然現れたら、心臓


【写真1 同年3月南房総】 【写真2 同年4月箱根】
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