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亜麻仁油は、ピッケルの木製シャフトや麻のザイルに保護剤として塗るために置いてありました。
部室内は、ザイルに染みこんだ亜麻仁油や登山靴の保革油、ラジウスの燃料(灯油)などが混ざった独特の匂いに満ちていました。
そんな部室に集まって山行プランを聞いたり、歌の練習をしたりしていましたが、外へ出るとホッとしたものです。

当時、麻のザイルは流石に使用することはなく、登攀練習にはナイロンザイルを使用していましたが、実際のクライミングや沢登りは禁止されていて、本番で持ち出す事はありませんでした。

卒業後にこっそりザイルを借り出し、友人と住宅地のコンクリート壁で懸垂下降などして遊び、沢へも持って行きました。
今でも亜麻仁油の匂いを嗅ぐと、高校山岳部の部室が眼に浮かびます。

私もアマニ油を料理に!?と驚いた事があります。独特の匂いが有りますよね。同じく木製ピッケルや他にキスリングの縫い目に塗ってました。私も大学ワンゲルの部室を思い出しとても懐かしくて思わずコメントさせて頂きました(^^)
初めまして。 コメントいただき有難うございます。
想像するに同世代かと思います。
キスリング懐かしいですね。96年に大天井岳で見かけた高校山岳部が皆キスリングで、珍しかったのを覚えています。(掛け声をかけながら登って来ました)
大きな左右のタッシュ(ポケット)に小物は何でも収納できて頼もしかったですね。
45年くらい前に購入したピッケルを小屋裏から発掘したとき、ウッドシャフトをいい感じに手を入れたくなり、食用のアマニ油を買って塗布してみました。満足の渋い輝きとなり、雪山で何度か活躍してもらいました。残ったアマニ油は食しています。食用は無臭でおいしいと家族にも好評です。
素敵なコメントをありがとうございます。
昔のピッケルは単なる登攀道具ではなく、アルピニズムの象徴的な位置づけがされていましたね。
私も中学生の頃、街の運動具店に飾られていたピッケルを触らせてもらい、その感触や重さに感動したことがあります。
Yataro734さんが物置から発掘したピッケルには、数々の思い出が刻まれている事でしょう。
アマニ油を塗って復活した戦友と末永くお付き合いしてください。
うれしい返信ありがとうございます。
アルピニズムの象徴、まさにそうでしたね。
手入れしたピッケルで雪山に行ったとき、若者が、ウッドシャフトのピッケル、カッコいい!と言ってくれて、めちゃ、嬉しかったです。中学時代の話も、純真な少年のときめきの様子が目に浮かびました。戦友の言葉にも琴線に触れました。ありがとうございました。
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