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2013年03月02日 18:25映画全体に公開

映画「草原の椅子」、「遺体」

先週、今週と立て続けに2本観ました。
私の中では2本とも心に残ったので感想というか覚え書きを残そうかと。

・「草原の椅子」
http://www.sougennoisu.jp/
日々の仕事に追われる50代の男性。
家でのんびり晩酌を楽しもうとしたところに入った一本の電話からストーリーが始まります。

突然「親友になってください」と頼んでくる取引先の同い年の社長。
娘の異性関係。母親に虐待されて心を閉ざした少年。雨の降る夕暮れ一目ぼれした女性。
彼を取り巻く日常に変化が次々と訪れます。
(子供を虐待していた母親役の小池栄子さんはもの凄いインパクトでした^^;)

そして辿り着くフンザの景色。
7000m級の山々に囲まれた桃源郷。
とっても美しかったです!
が、欲を言えばもっと山の景色が見たかった〜o(*>д<)o それがちと残念。

でも観た後に、気持ちがほんわり温かくなるとても良い映画です。
(個人的感想です)

『正しいことを繰り返しなさい』
フンザで出会ったおじいさんが言った言葉が凄く印象的でした。


・「遺体」
http://www.reunion-movie.jp/
2011年3月11日から21日の10日間、釜石市の遺体安置所での出来事を西田敏行さん主演で映画化したものです。

スクリーン上でのストーリー(釜石市の遺体安置所での様々な出来事)とあいまって
震災時の自分の記憶が思い出され、何に対しての涙なのか分からぬものが次から次に流れてきます。

西田さんが演じた相葉さんが「これは死体じゃない。ご遺体です」と安置所の皆に訴えるシーンは切なくなりました。

観てよかった、ダメだったと簡単に言える作品ではなく、あの日あの頃の記憶が甦り辛い気持ちになるかもしれません。
劇場内では鼻をすする音があちこちから聞こえました。
それぞれの震災、それぞれの思いがあります。

この映画の収益金は義援金として寄付されるそうです。
少しでも何かの役に立てたらいいなと思います。
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