![]() |
![]() |
![]() |
私はこの本を読むまで知りませんでしたが、著者は早くから植村直巳さんに注目したサポーターとしても有名だったそうで、植村直己さんとの逸話を交えた一編もありました。
本の表題になっている一編の「イワナの夏」は以前読んだことのある『岩魚幻談』《湯川 豊 他》1983年 [朔風社]に掲載されていた「信濃川上」から改題されたものでした。
この「信濃川上」はその中の一節「松田屋は無愛想だった。それも徹底的に骨のズイまで無愛想だった。無愛想な表情の裏に、田舎の人特有の素朴な暖かさががあるなどという甘ったれた幻想をけっして抱かせてはくれなかった。・・・」というくだりが印象的で良く覚えていました。
この『岩魚幻談』は岩魚釣りに関する複数(20人)の著者によるノンフィクション集で、私は出版された1983年に購入しましたが、お気に入りの一冊で何度も読み直しました。
好評だったのか、後に『岩魚幻談PART2』も出版されています、(装丁はこちらの方か良い)こちらも良いですが、PART1があまりに印象的だったので・・・
釣り人でなくても面白いと思います、古い本ですが『岩魚幻談』オススメです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する