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https://www.yamareco.com/modules/diary/41125-detail-154367
その後、笹山のことは気になっていて、昨年11月には笹山には笹があるのか?と笹を探しに登ってみたりしました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1646779.html
そして最近、図書館で『南アルプス 八ヶ岳連峯』《渡邊公平・細井吉造・山下一夫》 [三省堂] 1935年(昭和10年)という古い登山のガイド本を借りて読んでみたところ、農鳥岳〜奈良田の記述の所に「黒河内岳 笹山尾根」という表現があり感激。
また、その章の最後には以下の記述がありました。
(以下転記)
付記 新版赤石岳近傍図では、白河内岳南方、二七一七米の三角点を笹山としてあるが、これは黒河内岳の誤りで、笹山は黒河内岳から奈良田に延びている支尾根のほぼ中央にある一九三〇米の独標を有する山であることは疑いない。
西山口でもこれで通っている。
【地 図】鰍沢、大河原、市野瀬及び赤石岳近傍図白根山近傍図
【交 通】西山口、芦安口、前頁参照
【山案内】西山口、芦安口、前頁参照
(転記終了)
西山口とは、地図に「西山村」の表記があり、奈良田より早川を少し下った所には西山温泉(世界最古の温泉宿がある)があります。奈良田口でなく西山口となっているのは、西山村奈良田なのだろうか?
この本には1/75000の地図も付いていたのでその一部を添付します。
ちょっとスッキリしましたが、単なる間違いから本来「黒河内岳」とされるべきところが「笹山」となってしまったみたいです。
昭文社の地図では「笹山(黒河内岳)」となっていますが、国土地理院の地形図では「笹山」です。
本来なら訂正されるべき間違いがそのまま現在まで続いているのは?・・・間違いを認めない○○〇体質のせい?
地理院地図の記載を笹山→黒河内岳に変えるのは叶わぬ夢なのだろうか。
heinaiさん、こんにちは
山とのかかわりや登山道の歴史を含め、山ときっちり向き合っておられるheinaiさんの日記読ませていただき感心しきりです。
自分もそうありたいとは思うものの、当面は体力強化、維持、経験を積むことに精いっぱいで情けない💦💦
ところで国土地理院記載の山名の変更の件ですが、中央アルプスの烏帽子岳の山名変更に関してどこかに記載があったと思い探してみたらこちらでした。
2,000年末に地元飯島町からの申請で「烏帽子ヶ岳」から「烏帽子岳」に変更されたとあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%83%8F%E5%B8%BD%E5%AD%90%E5%B2%B3_(%E6%9C%A8%E6%9B%BD%E5%B1%B1%E8%84%88)
(wikipediaの「烏帽子岳 (木曽山脈)」へのリンクです。)
鳳凰山の変更に関してはpasocomさんのこんな記事も・・
https://www.yamareco.com/modules/diary/21844-detail-43489
これらによれば「黒河内岳」は叶わぬ夢ではないのかもしれないと思った次第です。
QuincyBowさん こんばんは
山ときっちり向き合っているなどと、とんでもないです。
笹山の件も、元ネタは山岳ガイドさんのブログで、私はただの受け売りで、おおむねボーッと生きている類の人間で、なんともお恥ずかしいです。
ともあれ、興味深い情報ありがとうございます。
改めて、国土地理院のHPを見てみると、山名に関しては昭文社の地図の方が正しかったりするみたいですね。
コメントありがとうございました。
heinaiさん、こんにちは。
笹山というと、安倍奥西稜の笹山のほうがピンときます。安倍奥のは広い森の山頂なのに対し、白峰南嶺のは木のない双耳峰ですから笹はないですよね(コルは樹林だけど)だけど。
私もどうして黒河内岳と笹山というふたつの名前があるのか不思議に思っていましたが、今回の日記でわかりました。
naoe さん こんばんは
私は、登山を始めたのが「山梨百名山」だったので、何の疑問も持たなかったのですが、ヤマレコで単に「笹山」で検索すると、この笹山(黒河内岳)は一番にヒットせず、全国に「笹山」がたくさんあることを知りました。
何方かのレコで「笹山だけど笹を見た覚えがない 」みたいな記述がずっと気になっていました。
コメントありがとうございました。
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