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ハイマツ(這松)は成長が非常に遅いと聞いていたので、違法か?とも考えたが興味を持って持ち帰った。
自宅に持ち帰って輪切りにして木口をヤスリで磨き年輪を数えようとしたが老眼がひどくそのままでは無理だった。で、写真に撮ってPCの画面で拡大してざっと数えると100年位ありそうだった。
年輪の中心がひどく偏っているのに驚いた、たぶん地面側はほとんど成長できなかったのかと想像する。
いつ頃切られた物かわからないが、年輪が細かいわりに非常に軽かったのも意外だったが、そもそもハイマツは柔軟な木、成長が遅いからといって重くて硬い木になるわけでは無いようだ。
カラカラに枯れた木切れだが、鋸で切ると切り口からはパイン材らしい良い香りがした。写真のように一つには紐を通す穴をあけた、磨いて塗装してキーホルダーにでもしようかと思案中です。
ハイマツというと・・・
古い本には、猟師や山案内人はハイマツの下に潜って寝たとか、雨の時でも油紙一枚でハイマツの下に潜って寝たなどの記述があったように思う。
田部重治氏の北アルプスの記録にもハイマツを燃やして飯を炊いたがよく燃えず半煮えになったというような記述があったような。
ハイマツについてネットで少し調べてみた。伏状更新によって移動する事、種子は食べられホシガラスによって種が運ばれる事、条件によっては2mくらいの灌木状になることを知った。
今回の北アルプスの山行で歩いた所でも場所によってべったり地を這っているものから、やや立ち上がって背丈のあるものまで様々だった。
大変興味深く読ませていただきました。
40年前に確かにあったはずの茶臼岳周辺の這松帯が一切なくなったことが不思議です。
また知床岳周辺の這松は巨大で太さが30センチ以上ありほとんど木登り状態で落ちたら這い上がるのが大変でした。
私も積雪期の阿弥陀の南稜や六百山で這松の下にもぐって爆睡した記憶があります。
borav64mさん こんばんは。
コメントありがとうございます。ハイマツの下に潜るとはどんな感じなのか?何度かのぞき込んでみましたが、ちょっと無理そうに感じました。特に稜線上ではべったりと地を這っていて人目もあるのでチャレンジしませんでしたが無理そうに感じました。
また機会があればやってみようと思います。
大変面白いところに目を付けられましたね
高山の木は大きさの割に齢を食っているとの話は聞きますが、ハイマツに関しての話は聞いたことがありませんでしたので驚きの事実です。実物の断面の写真も初めて見ましたが、こんなに高密度だったのですね。それでいてあの程度の固さ(柔らかさ)とは。写真の年輪を途中まで数えましたが、確かに100年程度ありそうでした。
標高が高いと本当に地を這っていて、標高が下がるに従って徐々に高くなってきて最終的には3mくらいにもなり、もっと下がると生息域から外れるようで、その姿は見られなくなります。
私は登山道が無い山にも登るのでハイマツは強敵で、背が高くなるほど障害の度合いが増します。ハイマツのやっかいなところは密集していることと、背丈が高い場合でも根元の幹は地面を這っていること。この2つの理由で足が地面に付かず幹の上を渡りますが、幹が柔らかく不安定なのでバランスをとることが難しく、よくコケます
登山道上や脇では、ホシガラスが松ぼっくりを食べたカスが溜まった場所が見られることがあります。昨日登った蝶ヶ岳でもありました。
toradangoさん こんばんは
そういえば以前、南アルプス南嶺を歩いた時、道をロストしてハイマツ帯に入り込み戻るのに難儀したことを思い出しました。今思えばその場所ではそこそこ背丈があったので(やはり枝は地を這っていたが)潜って枝の上で寝られたかも・・・?です。
また、今回の山行でも松ぼっくりのカスの溜まりを見かけました、あれはやはりホシガラスの仕業だったのでしょうね。色々と参考なります。コメントありがとうございました。
こんにちは。
ハイマツって、今まで上のワサワサした部分しか見ていませんでしたので、「へぇ〜っ!」っと感心することしきりです。
思っていた以上に太いこと、年輪の片寄り、100年の樹齢!!
びっくりです。
今度見かけたら、じっくり根元まで眺めてみます。
sim_nnsさん こんばんは
たまたま拾った物がそうだっただけで、年輪の片寄りが条件や部位によってどうなのかわかりませんが興味深いですね。鋸を持って行って切ってみたいところですが・・・です。
ハイマツは葉は五葉松のようですが幹は普通の松と異なり黒っぽくつるっとしていたと思います。眺めるだけでなく、潜って昼寝にチャレンジしてみてください。
コメントありがとうございました。
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