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〔★☆☆〕『山歩きのオキテ』《工藤隆雄》2011年 [新潮社]
「山小屋の主人が教える11章」という副題が付いていて『山小屋主人の知恵袋』2007年を改題加筆修正したものだった。初心者や中高年登山者向けの内容。
著者はトレッキンポールの使用に否定的な意見を書いているが、この本の解説をトレッキンポールの使用を勧め広めた《岩崎元郎》氏が書いているのが笑える。その解説の中では当然この事には触れていない。
〔★★★〕『山への挑戦』《堀田弘司》1990年 [岩波新書]
「山用具はは語る」という副題が付いている。ピッケル、アイゼン、ザック、テントなどの進歩について書かれた本、ちょっと古い本だが面白い。最終章ではセロ・トーレの埋め込みボルト事件についても詳しい。ヤマレコの日記か何かで知った本。
〔★★★〕『日本百名山』《深田久弥》1991年 [新潮社]
初刊は1964年、言わずと知れた百名山ブームの元になった本、甲武信ケ岳の一節が読みたくて借りた、北アルプスや身近な山は読んだが完読はせず。
〔★★★〕『わが山山(中公文庫ワイド版)』《深田久弥》2004年 [中央公論新社]
初版は1948年
〔★★☆〕『山小屋ガールの癒されない日々』《吉玉 サキ》平凡社年 [平凡社]
登山とは無縁だった著者が山小屋でバイトを・・・・もしかしたら、誰かの生きずらさを癒してくれるかもしれない本。
〔★☆☆〕『空の名前』《高橋 健司》1992年 [光琳社出版]
山の本ではありません、写真集みたいな本ですが気象の事がわかるかもです。
DREAMS COME TRUE の「眼鏡越しの空」の歌詞の中に出てくる本。
背表紙の三日月は1999年の角川文庫の改定版では無いらしい。
〔★★★〕『わたしの山行』《槇 有恒》1979年 [岩波書店]
小島烏水とか槇有恒って小難しそうで今まで手を出しませんでしたが読んでみました。
槇有恒といえばアイガー東陵初登攀とかマナスル第3次登頂隊長として有名。
『喜作新道』の中に「この間もウェストン祭で何かえらそうなことを演説していた奴があったが、今は有名人か知らないが、ああいう連中が学生のころイバリくさって常さの小屋を自分の巣のようにして、イワナをただ食いしていた一味ですよ。オラ聞いていてそんなことをえらそうに言うより、常さに一握りの米でも恵んでもらいたかった・・・」とあるが、この常さこと上高地の主と言われた内野常次郎の石碑に「真実の人生に生きた内野常次郎君ここに眠る」と書いたのが槇有恒で親しみを感じる。
〔★★☆〕『日本の名随筆 10』《北 杜夫 編》1983年 [作品社]
『日本の名随筆』は1から10まであって10はテーマが「山」となっている。全30作品。北杜夫の作品もある、やはりドクトルマンボウ調の文章は面白い。登山家の筆によるものも多い。
〔★★☆〕『山岳渇仰』《中村 清太郎》1944年 [生活社]
〔★★★〕『わが山旅五十年』《田部重治》1990年 [二見書房]
晩年に書かれた自叙伝的な本、田部重治というと一緒に歩いた小暮理太郎や中村清太郎の書いた本にも手が伸びるが、どうもしっくりこない、やはり田部氏の文章が読みやすい。
〔★★☆〕『尾瀬−山小屋三代の紀』《後藤 允》1984年 [岩波書店]
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