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黒部川第三発電所水路トンネル、欅平駅〜軌道トンネルの工事現場や人間関係について、建設会社の現場土木技師の目を通じて描いた作品(小説だがほぼノンフィクション?)
〔☆☆☆〕『十大事故から読み解く山岳遭難の傷跡』《羽根田 治》2020年 [山と渓谷社]
羽根田治氏の他の著作を読んでいれば目新しい内容は無く面白くない。今までの遭難物のまとめのような本。
〔★★☆〕『もうひとつの劔岳点の記』《山と渓谷社 編》2009年 [山と渓谷社]
映画「劔岳点の記」について書かれた本ですが、撮影時のエピソードや、小説『劔岳点の記』や史実との違いについての考察も書かれておりました。
〔★★☆〕『水晶』《シュティフター著 手塚富雄 訳》1952年 [岩波書店]
山に関する名著という事で検索した時に見つけた本です。登山とは関係ありませんが、小説の舞台は山です。短編ですので興味のある方は一読の価値があるかと思います。
〔★★★〕『アルプス登攀記』《ウィンパー著 浦松 佐美太郎 訳》1936年 [岩波書店]
マッターホルンを初登頂したウィンパーによる1860年〜1864年について書かれた本。アイガー北壁の『白い蜘蛛』などよりずっと古い時代の話です。アルプスの山々の土地勘がなくてもユーモアのある文章やイラストが面白く、当時の登山の様子が垣間見られたりして古い本ですがおススメです。
〔★★☆〕『地図はどのようにして作られるのか』《山岡 光治》2013年 [ベレ出版]
地図の定義から、新旧の地図作成技術、地図の読み方まで、国土地理院で地図を作り続けてきた著者が、地図についてくわしく解説。地図のことがまるごとわかる。
全ての地図の基となっている国土地理院地形図がどのようにして作られるのかわかる本。意外と難しい本で半分も理解できなかった、頭の良い人がやさしく書いたつもりだがバカには理解できない内容になってしまった感あり。
〔★★★〕『地図をつくった男たち』《山岡 光治》2012年 [原書房]
地図情報の脆弱さに直面した明治政府は、国家の急務として「地図づくり」に取り組む。維新前夜から明治時代の陸軍参謀本部陸地測量部の地図測量本格化まで、近代地図作成に心血を注いだ技術者たちの歴史を描く。
劔岳点の記で有名な柴崎芳太郎についても書かれている、古い時代の地図作りの苦労がわかるエピソードなどもあって面白かった。
〔★☆☆〕『「地圖」が語る日本の歴史』《菊地 正浩》2007年 [暁印書館]
大東亜戦争終結前後の測量・地図史秘話 敗戦時の混乱の中にあって祖国日本の復興を念願し、生命を賭して貴重な地図原版と組織を護り抜いた、若き大本営情報参謀。彼の足跡を辿りながら、秘蔵の史・資料を駆使して綴った、大東亜戦争終結前後の歴史的「地圖」秘話。
〔★★★〕『北岳山小屋物語』《樋口明雄》2020年 [山と渓谷社]
白根御池小屋、広河原山荘、北岳山荘、北岳肩の小屋、両俣小屋についてインタビューをもとにして書かれたノンフィクション。同じスタイルで周辺他の小屋(農鳥小屋とか)についても書いてほしいと思いました。
写真左:2020_4_29 武田の杜遊歩道 北山園地(コロナ禍でいつもの東屋は満員だったので河岸を変えた)
写真中:2020_6_21 破風山避難小屋(雨に降られて小屋内で読書)
写真右:2020_7_26 いつもの東屋(またも雨)
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