図書館の本棚には「フランダースの犬」については絵本など実に多くの本が配架されており人気の高さにびっくりでした。
読んでみると、意外と短い作品でアニメは原作から(悪い意味ではなく)大きく脚色されていました。
巻末の解説文やネットで原作者の生涯や書かれた時代背景などを知ると中々興味深いものがあります。
著者ウィーダはイギリス人、旅行でアントワープ(ベルギー)を訪れた時に労働犬を見て(馬を買えない人たちが労働犬を使っていたそうです)犬好きのウィーダはこの経験からこの作品を書いたそうです。アニメの有名なラストのシーンはルーベンスの絵があるアントワープ聖母大聖堂。ベルギーでこの物語を有名にしたのは日本人だそうです。
フランダースの犬(完訳版) ウィーダ/作 雨沢 泰/訳 2011.4 偕成社
図書館紹介文:フランダース地方を舞台にした、少年ネロと犬のパトラッシュとの美しくも悲しい人生を描く。19世紀の人気女流作家ウィーダの名作の完訳
「帰命寺横町の夏」は小さな子を持つ会社の同僚に教えてもらった本で、アメリカで翻訳された児童書の中で、傑出した作品に贈られるバチェルダー賞の大賞を、2022年1月に受賞して話題になり、しばらく購入も図書館で借りることも困難になった本だそうです。小学校高学年から中学生を対象にしたような本の印象でしたが、賞を取るだけあって面白かったです。
年を取り半ボケ老人となりつつある私には児童書が面白いです。
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