発信源は金桜神社で、五丈岩は金桜神社の本宮(御神体)であり「山頂周辺は神社の境内なので登らないでください」という事なので異論は無いのですが、私はなぜいまさら?とちょっと驚きでした。
五丈岩はたぶん明治・大正時代から多くの人によって登られていたと思うからです。
更に毎日新聞のhttps://mainichi.jp/articles/20221016/k00/00m/040/016000c
と言う記事を読んでびっくり。
記事には「しかし近年、岩に登はん器具のハーケンが打ち込まれたり、石でこすって描いたような落書きをされたりするようになった。」とあるが、私は五丈岩でハーケンを見た事がないし、今時ここで使うとしたらハーケンではなくカムだと思う。(残置ハーケンがあったとすれば、相当古い物では?)
岩には石でこすって描いたような落書きがあるが、かなり古い時代の写真にも写っており(古い写真ではかなり鮮明)、最近はだいぶ薄れているので、少なくとも平成以前に書かれたものだと思います。
神社の要望はもっともだと思い尊重しますが、この記事は嘘だらけです。現状を知らない記者が取材も事実の確認もせず誰からかの情報を鵜呑みにして書いたダメ記事です。
活字になっているとつい信用しがちですが、真に正しい情報は自身で確かめたものだけで常に疑ってかからないといけないと改めて認識しました。
よく見る五丈岩の写真は北側から撮ったものですが、あれは裏側で表側は南側になります。
神社が「・・・岩に登る事は厳禁です。」と書いた看板を南面に設置したのは(2021年7月)気持ちはわかりますが五丈岩へ登るルートは北面なので、登らないでの看板を設置するなら北面の方が良いのではと思います。
現在「五丈岩」と呼ぶのが一般的のようですが、私は五丈石(元は御像石)が正しいと思っています。地元の山岳ガイドの方にこの事を話したら「どっちでもいいじゃん」と言われました、地名も言葉も時代と共に変わってゆくのは世の常ですね。「世の中はとても〜臆病な猫だから〜」
金峰山を開山したのは修験道の行者(山伏)であり祀られていたのは大黒天だから、仏教の系統。いつの間にか神社となるのは何処のお山でもそうで不思議だが・・・その辺りは勉強不足です。
写真左:2007年 登山を始める前に子供と登った時の写真に落書きが写っていた。
写真中:2020年 五丈石の上部にある甲斐派美と呼ばれる窪み。古くは雨乞いの儀式が行なわれたそう、当然、登らないと見れない。
写真右:2020年 五丈石を横(東側)から
日本のカイラス「五丈石」
でわでわ。
(追記)
「五丈岩 落書き」で検索したら、aruaruさんの日記があった。
https://www.yamareco.com/modules/diary/42315-detail-73444
https://news.yahoo.co.jp/articles/5503aa9511f0d01f00a4a3d52b737ee8a34fad7f
まぁ毎日新聞だから
毎日新聞記者 山本悟
田辺佑介 書籍出版経歴あり
>甲府市の男性ら3人が、礼拝所不敬などの容疑で書類送検され、
>起訴猶予となった。
志村幹人 金桜神社
松井裕美さん(42)=山梨県甲斐市=が勤務先のトレイルラン専門店のブログ
トレイルラン専門店が不明
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