〔★★★〕『山の今昔物語』《工藤 隆雄》 2022年 [山と渓谷社]
内容紹介:山小屋の主人や登山者などに訊きまわった怪談話をはじめ不思議な話、滑稽な話、動物に関する話…。山と人間の織りなす小宇宙のようなエピソードを全86話収録する。
感想:『山のミステリー』『マタギ奇談』などで知られる著者によるもの。超短編を集めたものだが「よくぞ書いてくれました」といった興味深いものが多い
〔★★★〕『「おかえり」と言える、その日まで』《中村 富士美》 2023年 [新潮社]
副題名:山岳遭難捜索の現場から
内容紹介:今も、どこかの山には、家に帰れずにいる人が助けを待っている。彼らを迎えに行くために、今日も捜索を続ける。その実際の様子を、民間の山岳遭難捜索チームの代表を務める著者が6つのエピソードで紹介する。
感想:上記「内容紹介」の「彼ら」とは死者の事です。私は本を読むまで気付きませんでした。山岳遭難ものの本としては今まで読んだものとは異質でした。
〔★★☆〕『草すべり』《南木 佳士》 2008年 [文藝春秋]
内容紹介:高校の同級生だった女性から手紙が届き、40年ぶりに再会して登った浅間山での1日。青春の輝きに満ちていた彼女だったが…。稜線を渡る風が身の内を吹き抜ける、4つの短篇を収録。
〔★★☆〕『バッグをザックに持ち替えて』《唯川 恵》 2018年 [光文社]
内容紹介:浅間山から谷川岳、八ケ岳そして富士山、ついにはエベレスト街道まで。何が楽しいのか? 辛いのにどうしてまた登ってしまうのか? 登山の魅力を、名手が描き尽くしたエッセイ集。『小説宝石』連載を単行本化。
〔★★★〕『山岳マンガ・小説・映画の系譜』《GAMO》 2011年 [山と渓谷社]
感想:意外と得られる情報も多く面白かった。
〔★★☆〕『瀟洒なる自然』《深田 久弥》 2021年 [山と渓谷社]
内容紹介:『日本百名山』の著者、深田久弥が、山旅での思いを四季の順に沿って44編、並べた紀行・随想集。
〔★★☆〕『山小屋の灯』《小林 百合子》 2018年 [山と渓谷社]
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