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今日も天気がイマイチだ。でも十分ヤマは歩けそうだ。なのに、長引く風邪はいっこうによくならないので、今週もヤマをパスする。だけど、あまりに休日がもったいない。そこで、ヤマのかわりに自転車に乗って海まで行ってみた。なんとなく海っ辺りで本でも読んでみたくなったのだ。せっかくなので、塩昆布のおにぎりを五つほどこしらえて、レギュラーじゃない珈琲をポットにつめて行った。
目的の海岸のサイクリングロードを西へ西へ。前方には、何度か歩いたことのある宗像の山並みが、おいでおいでと手を振っている。悔しいところだが、今日は右手にどーんと広がる響灘が目的地だ。どこまでも続く海岸に少しだけ突き出した小さな河口堰で、遅めの昼食をとることにした。
鉛色の雲が広がっているからと結構着込んできたけど、風は冷たくはない。次々に打ち寄せる波はコンクリートの堰にぶつかり、大きな音を立ててはじけている。この臨場感はたまらない。やっぱり来て正解だ。
コンクリートの堰の上にラップにくるんだおにぎりを転がして、読もうと思って持ってきた椎名誠の「岳物語」「続・岳物語」を広げた。この本を読むのは何度目か。このところ子育てに悩んでいるわたしとしては、その一行ずつがとても目に染みて、そしてココロを潤してくれる。
本の中に、南極大陸にほど近いパタゴニアのプンタアレナスという街が登場する。強烈な風の吹くプンタアレナスとはほど遠いのだろうけど、大きくはじける波の音と、吹き続ける海風にあおられて読み進めていると、今までに読んだよりもずっと臨場感たっぷりに本の世界に入り込んでいける。
ポットにつめたレギュラーじゃない珈琲をぐいっと飲んで、放心した目で鉛色のぼやけた水平線を眺めながら、ああ、やっぱり今日は海にきてよかったな、と妙に納得してしまった。今日は、そんなまずまずの休日だった。
久しぶりに椎名誠読みたくなったなあ。
ちょっとブックオフ行ってくるわ
秋といえば読書
秋といえば食欲
秋といえば・・・
冬までにやることがまだまだいっぱいあるね
いや〜、今日からどうも冬みたい。めちゃ寒い。
岳物語は続編しかなかったけど、山の雑誌、掘り出し物あったわ
たしかにもう冬やな
寒すぎるわ
歩くんはええけど、休憩できへんなあと
仕事中に妄想しきり・・・
そのうち山上ひとり鍋大会でもしよっかなあ
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