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梅雨前に高山村へ向かった。
昨年は寒沢堰跡調査への準備や雑草やネマガリダケなどの藪に翻弄され、
体力と時間を浪費した為に心残る調査となった。
今年は昨年の情報を元に梅雨の前で植物が生長する前に調査を行う事とした。
現場に着いて実感した事は前記した内容の効果が抜群で、ルートの把握や快適な歩きが出来た。

また、山菜取りの季節とも合致し色々と収穫が愉しめたのも良かった。(山行記録参照)
村道鎌田線と作業道の分岐にて車から降り、さっきまで一緒に山菜取りを行っていた嫁の帰路へ向うの姿を見送った。
嫁には申し訳ないが、いざという時の為に各ポイントでの無線機の感度状況をレポートして頂きながらの帰路となった。

作業道を歩き始めると、道端で朝ご飯を頂いていた時にすれ違った軽トラックが2台が道の途中に停まっていた。
山菜取りかな?と思いながらこなれてきた作業道の先を急ぐが、思った以上に植物に先を阻害される事無く快適に歩けた。
そろそろ作業道の執着地点と思いきや山菜取りの人と出会う。
帆布製のザックと山菜を入れる前掛け、
タオルを頭に巻き厚手の服とトレッキングシューズ・ナタの出で立ちは、説明が要らない位その道のベテランを物語っている様に感じた。
一方私は70Lのザックに帽子、タブルストックにトレッキングシューズと、
まさにどこぞの山を縦走するか伺わせる出で立ちに、お互いの興味が尽きず暫く談議を行った。
(実際テントと寝袋・食料を入れればテント泊の縦走が可能な装備であった)
来年に寒沢堰跡(道なき道を歩く)を一緒に探索する事を楽しみにするとの合意に至り連絡先の交換を行った。
この森林作業道(境界線)を一緒に上がり寒沢堰跡がある事を紹介してわかれる事となる。
この時ベテランの目が光ったのが印象的で、この後の「余談」の話へつながります。

さて話は本題に戻りますが、山菜取りのベテランと別れた後寒沢堰跡のトレースを開始。
最初は順調だが暫くすると間伐か自然なのか倒木が至る所で道を塞いでいる。これを越えるのに意外と時間が掛かった。
しかしこれはほんの初めにしか過ぎない事となる。
昨年到達した場所には1時間掛からずに通過し、初めて足を踏み込む未知の領域である名も無きピークの東側へ回り込んだ。
名も無きピークからの東稜線は森林管理の境界線となっていて作業用道として踏み跡があった。
その道と寒沢堰跡が交差をする杭No.A38がある場所で少し遅いお昼ご飯を頂く。(写真左を参照)
気温は既に上がり日差しも強いので水の消費量が多くなるが、先人達は未開発地帯であるこの山中で、その水を求めて群馬県は草津から水を引こうとした。
大変さ・苦労は並々ならぬもので有った事は、私が遺構を訪ね歩くだけもこれ程の大変さから、比較とならないが感じ取る事が出来たと思う。
腹も一杯になった所で、気合を入れて更にその先の寒沢堰跡を求めて藪の中へ飛び込んで行った。
歩き始めは意外と順調であった、寒沢堰跡がはっきりと見えている。
藪が多少深くても見えている気がしていたので、
分岐や休憩場所以外は時間短縮の為、マーキングテープの取り付けを省略した。
この事は後で大変な失敗につながる事となる。

<その2へ続く>
kintaさん
おつかれさまでした〜!!
山菜取りの目が光って‥
『埋蔵金は渡さん!』と、持っていたナタに手をかけた・・
となるんでしょうか?
続きは、まだですか〜?
keisuke さん、早速のコメント有難うございます。
何かと忙しくて片手まで書いてます。
これから続きを書きますよ
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