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この前の日曜日に本棚の漫画を一部売り払って思い出した本がある。
多分未就学時代だったと思うけど「しゃっくりの冒険」とうい
タイトルの本が好きだったことを思い出した。
簡単にあらすじを言えば、
森にしゃっくりという名の芋虫が住んでいてのどかに暮らしていたのだけど、
ある日お気に入りの靴(芋虫の足の本数はいくつでしょう?)を陰干ししていたら
強風が吹いてみんな飛ばされてしまいました。
今まで家の近所から出たことのないしゃっくりでしたが、
勇気を出して靴を探しに冒険に出かけるのでした。
途中の靴探しはうろ覚えですが蜘蛛やら他の生き物に出会って
なんやかんやで苦難の末すべてだったか後数足だったかを見つけたところで
無念にも秋も終わり冬になって意識を失ってしまいます。
その後春になってしゃっくりは実はさなぎになって冬を越し、
蝶になって大切な靴を置き去りにして飛んでいってしまうのでした。
子ども心に物悲しさはありましたが
それが何を意味するかはもう少し自分が成長してからか、
大人になってからだったと思いますが、
あんなに大事にしてたのに大人になると必要なくなる物って
あるのだなという話です。
いつかまた読み返したい、読み返すだろうと思って気がついたら
自宅の壁一面が本棚になって二十年、でも一部の本を除き
またページをめくられた本はそんなにないので、
絶版本以外は整理してしまおうかなぁと
前回のブックオフ以来思うのでありました。
本は売るまい、捨てまいと頑なに思っていたのに
変われば変わるものです。
大人になるってこだわりが薄れることだと仮定するなら
寂しくもあり楽になることでもあり複雑な思いでありました。
追記
家に帰って気になったのでタイトルを調べたら
森のはずれシャックリのぼうけん 偕成社
アマゾンで古書5,500円もした…
捨てずにとっておいたなら5,500円かあ〜と思う
私の心は汚れてしまったているのだなと苦笑いするのでありました。
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