西丸氏については、最近山を始めた方にはなじみがないかと思います。私は中学生のころ(40年前ですね)から著作を読んでいて、自分の山の方向性にも影響を与えてくれた方です。ただ80年代頃から、食糧不足による人類滅亡や超自然現象的な文章が増えてきて、ちょっとついて行けなくなり、また自分の山の嗜好も変わり、氏の著作から離れていきました。今回は、ん10年振りの著作購入です。すでに絶版のようですが、アマゾンで中古を購入しました。
帯の文句がいかにも西丸氏らしいです。毒舌、とりようによっては偏見の語り口は健在です。取り上げた山も偏っています。北海道の山から南下して、西日本に入ると大台ケ原が載ってるだけで、すぐに九州の高千穂峰に跳びます。あとは離島が載っているだけ。西日本の方は怒り出すんじゃないですか。もちろんわざとではないし、西丸氏の好きなように書いただけで、特に意図はないでしょう。
久しぶりに楽しませてもらいましたが、みなさんにお勧めする本ではありません。
ただこの本の中の一文に目が釘付けになりました。ああ、やっぱり!としばらく呆然、何度も読みなおし、その時のことを思い出そうとしています。
その件は長くなるのでまた後日。
こんにちわ
こちらの日記を拝見し、すごく読みたくなって図書館で入手いたしました。まだ少ししか読んでませんが、とても素敵です。西丸さんの机上登山を読んでワクワクしてから、また違うのも読みたかったのでした。
釘付けになられたことの続きが気になります。
penkoさん、コメありがとうございます。
お勧めしないという本を読みたくなったなんて、あなたも相当変わった方!
この本を入手する前に、安比岳に行ったレコをアップしました。その中に、ぶなの駅から先の湿原について、良い所で車で通り過ぎたら気が付かなかっただろうと書きましたが、西丸氏も、この本の八幡平(北山腹)の最後に書いていてびっくりしました。ぶなの駅にはあれだけ人がいたのに、誰も30分も歩こうとしないなんて。
でもそれはそれでいいと思います。人が押しかけて荒らされたら目も当てられません。それこそ西丸氏が望んだことではないでしょう。近々また行くつもりです。
釘付けの話はもう少しお待ちくださいね。
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