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私の地元である安倍山系のガイドブックを紹介したいと思います。
静岡市を流れる安倍川周辺の山々は、東に富士山、西に南アルプスの素晴らしい景色が望め、
静岡市街地からのアプローチも良いので、特に今の季節はお奨めなのですが、
山と高原地図のエリアからも外れていて、あまりガイドブック的な本がありませんでした。
そこで私が参考にしているのが、
「安倍山系」 松浦理博 著 自費出版
(上) \3150
(中) \2940
安倍川周辺の山々を登山道を”全て”網羅したガイドブックです。
およそ人が歩くことのできる道なら全てと言って良いくらい隈無く、詳細に紹介がされているのですが、
それらは全て著者ご自身が歩いてまとめられたとのこと。
現在、上、中の2冊が発売されていて、割とメジャーな安倍川東稜は上巻に掲載されています。
自費出版なのでamazonとかでは購入できないのですが、
静岡市街にある戸田書店呉服町店に問い合わせたところ、
配送もしてくれるそうなので、興味をお持ちの方は問い合わせてみてください。
https://www.todabooks.co.jp/
inaminさん、こんにちは。
私もこのシリーズ、(上)(中)巻2冊を持っています。(下)巻もすでに購入予約状態(?)になっているはず(笑)。
ふとしたご縁があって、著者さんご本人から直接購入させて頂きました。しばしば「新ハイキング」誌に紀行文を寄稿されている方になります。
普通の社会人の方のようなので、休日だけを利用して、しかも全ての道をお一人でコツコツと調査するにあたっては、相当に長い年月を費やされた模様です。
首都圏の話になりますが、最近になって、高尾山周辺や奥多摩エリアの、道という道を全て網羅した地図が出版されましたが、そちらはあくまで単なる地図の域を出ないものです(各コースに短い紹介文こそ添えられていますが)。
それでも一般の書店やアウトドアショップで入手可能になっているので、普通の登山地図やガイド本がメジャールートしか拾わないのに対して、このような網羅的な情報にも一定のニーズがあるということなんだろうと思います。
ところがこちらは地図に留まらず、詳細な解説付きで、内容は盛り沢山。実際に分厚くて(上巻242頁・中巻298頁)、圧倒的な情報量を持っています。
私たちハイカーにとって有用であることはもちろんなのですが、ある時点で地域内に存在する全ての道の状況をつぶさに調査した記録として、地域史という観点からも価値のある資料なのではと思っています。
近隣にお住まいの方は、inaminさんがご紹介の書店などで実物をご覧になった上で購入することもできるかと思いますが、そうでない方で購入を希望される場合は、私宛にご連絡を頂いても手配が可能だと思います。ぜひ。
私自身は、さすがに神奈川東部からだとちょっと距離があって、せっかく2冊も購入したのに、なかなかこのエリアまで足を伸ばせないのがもどかしいのですが・・・
inaminさん、こんにちは。
すごい本が出ていたのですね。
先週末、某NET情報に気付いて(中)巻のみ購入したのですが、読んでいたら(上)巻も欲しくなってしまいました。
で、昨日の出張帰りに強引に静岡で途中下車して(上)も購入してしまいました。
いままで僅かな情報と地形図を頼りに手探りで歩いていた場所が詳細に記載されていて感動です。
反面「問題を解く前に答えを先に見ちゃった時の様な罪悪感」も少し感じてたりして・・・。
そう感じるくらい凄い情報量ですね。
行きたい場所が増えてしまいそうです。
inaminさんとmalembeさん,こんばんは。「maturi」と申します。『安倍山系』のお買い上げ並びに本の紹介ありがとうございます。
買ってくださった方は,評価してくださることが多いのですが,如何せん価格が高かったせいで,見込み通りには売れず,我が家は在庫でいっぱいです。
中巻は,全部売れても赤字の価格設定です。(自費出版ですからその覚悟は必要ですが)
ぜひとも知人に紹介をお願いします。
>cellistさん
詳しい解説ありがとうございました
地域史という観点はありませんでした。
確かに地域の開発だけでなく、昨年のような甚大な災害によって、大きく地理地形が変わってしまうようなことは十分に考えられますし。
>malembeさん
>「問題を解く前に答えを先に見ちゃった時の様な罪悪感」
なんとなく判ります
あまり読みこまないで、安全のためにコピーをザックに忍ばせておく、という手もあるかもしれません。
>松理さん
ご本人からのコメント大変嬉しく思います。
私は子連れで行くことが多いので、遭難防止、
エスケープルートの設定など、安全な登山のための
保険として非常に有用なものと感じています。
下巻の発刊を楽しみにしています
inaminさん
>遭難防止、エスケープルートの設定など、安全な登山のための保険として非常に有用なものと感じています。
著者として最も嬉しい言葉です。
inaminさん、maturiさん、こんにちは!
先日は本のご紹介ありがとうございました。
お陰様でmaturiさんからもご連絡を頂き大変嬉しく思っております。
本当に、静岡海寄りは山と高原地図がないのが残念ですよね!
ヤマケイのアルペンガイドもあのエリアは絶版になっていましたし。
やむなく10年、20年前の静岡登山ガイド(古書)まで買ってみようかと思っていたところでした。(^^;)
Amazonでも出品サービスなら自費出版でも出せるようですが、手数料が高いですね…
>Aya-maさん
購入できそうで幸いです。
入手の暁には是非静岡に遊びに来てください。
ガイドブックには載っていない素晴らしい山々がいっぱいありますよ
inaminさん,こんばんは。
>ガイドブックには載っていない素晴らしい山々がいっぱいありますよ
そういう山もありますが,「なるほど,この山じゃ載せる訳がない。人が来る訳がない。」という山もたくさんあります(笑)
私がお奨めするのは,安倍川の上〜中流域と七ッ峰周辺の広葉樹林い゛す。そのことは,中巻にも書いてあります。
>松理さん
実は安倍川の西側には行ったことが無いのです。
中巻を参考に足を伸ばしてみたいと思います。
inaminさん,こんばんは。
>実は安倍川の西側には行ったことが無いのです。
そういう人が多いと思います。
私が山伏に初めて行った時に,南の林道方面から来ている人たちがいてびっくりしました。要するに情報が無いのです。
高山・大山・突先山あたりにはまだ情報がある部類でしたが,それより他の山は,全くわけがわからないような状態でした。
安倍山系の大関格と言ってよい七ッ峰でさえ,人はほとんどいません。
富士見峠や大日峠辺りは,車から僅かに歩くだけで,目が醒めるような芽吹きを見ることができますし,その北にある県民の森では,僅かですがアカヤシオの花も見ることができます。
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