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慈悲の心って、なんだろう。簡単に言えば、エゴ(自己中心)の反対の心が慈悲の心、幼き者やご高齢の方など弱きを助け慈しむ。慈悲心を出せば、人生を重ねる中で積もり積もった悪いカルマが溶けていき、心が軽くなる。
エゴの心は、自分の生命を守るために神様が授けてくれたものである。違いを瞬時に識別し、自分に不足しているものを補おうとする。エゴの心は生きるために必要である。ただ、心には無限に欲するという性質もある。俗に言う貪欲である。現代人は、エゴの心を野放しにするという過ちを犯しがちである。ここは戒めが必要なところだ。
慈悲心や愛を出すことは、日常生活でできるだろうか?実は簡単である。決して自分のためではなく、何事も他人のことを想い一生懸命行えば良い。利他行とも言える。
家にお仏壇があるなら、先祖のことを想い、お掃除するのもとても良い。そして自分まで命を繋いでくれてありがとうと、感謝の祈りを捧げる。ご先祖様は喜び、自分の心も晴れやかになる。実に心地良い。このとき、お小遣いなど、見返りを求めたら駄目。無償の行為が尊いのであって、お金のためにやると、全てが台無しとなる。こういった無償の行為は、自分の心に充足感と安定感をもたらす。
普通は誰もやりたがらないであろう、トイレ掃除を率先してやることなどもよい。トイレの神様に感謝し、便器をピッカピカに磨き上げる。私達の生活には不可欠な排泄物をいつもきれいに洗い流してくれてありがとうと、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう、トイレの神様)に感謝の気持ちを示す。心に良いエネルギーがどんどんチャージされる。それが神様からのとっても有り難い報酬なのである。
こういった、日々のちょっとした心遣いの積み重ねが、世の中を明るい方向へと変えていく。いつの時代でも、普遍的に通用するベーシックな教えであると思う。
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