山でテント泊するようになってから、近場の山に管理テン場(キャンプ指定地)で
なくとも自由にテントを張れる場所が、まだ多く残っていることに気がついた。
そんな場所で独りテントを張って過ごす内、自分が結構臆病であることが判った。
夜が怖いのだ。
単独行なので、管理テン場でなければ、テントは自分の一張のみの場合も多い。
周囲に人は誰も居ない。山の奥深くでテントを張っているのだから、当然ながら
夜は小動物が周囲を歩き回る。テントの壁など、あってなきが如し。
周りの音が筒抜けなのだ。
ガサガサガサと音を立てて、テントの周りを何かが歩き回っている。
(森の住人達、多分、タヌキかキツネではなかろうか?)
彼らの縄張りに勝手に入り込みテントを張ったのは人間の方で
何をされても文句は言えないのだ。
初めはなんだか怖くて、なかなか眠れなかった。
テント泊の小さな必需品、それは耳栓である。
耳栓をしていれば、音は聞こえない。小動物が周囲を動き回ろうがおかまいなし。
耳栓を手に入れ、安心してどこでもぐっすり眠れるようになった。
山歩きにあたり、どこでも寝れるというのは、重要な特性である。
食う・寝る・歩くは、どれも山歩きの基本!寝不足は翌日の行程に響く。
寝不足で集中力を欠いた状態で山を歩くと滑落の危険性も高くなる。
テントの周りを何かが徘徊しようが、気にせず次の日の山歩きに備えて
ぐっすり眠るべきだ。
耳栓は、私のテント泊に欠かせない道具となった。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する