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これくらいの体重増加は普通の日帰り登山ではたいした影響はありません。しかしながら、荷物を精一杯に背負ったテント泊装備では大きな影響があります。カラダの限界が近いときには、たったの1kg増でもかなりこたえます。
そこで今回は、装備の軽量化のためのコストを数えてみました。今までの私は「男気」と称して、重くても安価な装備を選ぶ傾向にありました。画像の下の表は2018年のカムイエクウチカウシ山での装備を基に、お金をかけて軽量化した場合の結果を示しています。もしも男気を捨てて8万円位よけいにお金をかけて良いものを買っていれば1.5kgの軽量化ができたわけです。軽量化コストは52,607円/kgです。
ただし、これは廃版の商品があったり、アウトレット品があったりもしますので汎用性に欠けます。そこで、今も売られている商品の定価で数えてみました。それが上の表です。もしも5万5千円位よけいにお金をかけて良いものを買っていれば1.1kgの軽量化ができたわけです。軽量化コストは51,117円/kgです。
モノの選び方で細かい数値はいくらでも変わりますので、細かいことはどうでもよいことです。重要なことは「1kgの軽量化には5万円位もかかる」という法則です。これが4万円でも6万円でもお伝えしたいことは同じです。重要なことは1kg軽くするため良いものを買おうとすると5万円オーダーも高価なものになるということです。そのような訳で私は昨年比で「20万円もの不良債権をお腹に抱えて」しまいました。いまさらながらですが、カネで軽量化問題を解決するのではなく、頑張って体重を落とそうと思います。
ちなみにカムエクでのベースウェイトは10kgで装備重量は18kgでした。
https://www.yamareco.com/modules/diary/5896-detail-171686
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