![]() |
![]() |
一昨日は痛い思いをしたケースだ。添付した地図を見て頂きたい。➊左側に重なる赤い線が2本、➋右側にクネクネと曲がりくねる赤い線がある。➊は破線ルートを辿り、途中で進行続行を断念し引き返した道。なので線が行きと帰りの2本ある。➋は下山で使った平和な林道。
➊から➋に繋がる最後の10メートルほどを結局進むことができなかった。理由は傾斜が劇急になっていくから。ただ等高線の間隔を見て頂くと傾斜が緩む場所であるように見える。しかし実際はその下の10メートルも引き続き45度以上の急傾斜になっていた。直下だけでなく周囲も確認したが同じような感じだった。
等高線の幅が傾斜の緩急を素直に示すものではないことは、これまでのバリ山行で身に染みていたので、結局深追いすることを潔く断念することができた。それにGPSの赤線も多少のタイムラグや位置精度がズレてるいるだろうし、手がかりとして信用しきるのも宜しくない。
写真の方は林道側から斜面側を撮ったもの。林道に繋がる部分は激細尾根だった。これは見つけられっこなかったなと撤退判断を正当化できた。上りだったらこの破線は成立したかもしれないなとも思い、恐らくいつか分からないがリベンジすることになると思う。
という訳で破線ルートは淡い期待も持ちつつ、期待しきらない心構えも合わせて持つというスタンスで臨むようにしている。本来なら過去ログを確認したいところだが、破線ルートは名前がなく検索対象にし辛いというのが実情だ。
皆さんは破線ルートをどう楽しんでいますか 😁 ?
だから、よほど危険だったり、入るのが躊躇われるような激藪でなければ、地図やコンパス、登山アプリを駆使して行ってしまいます。
行くか行かないかの判断は、自分の体力と技術、その時の時間や天候次第。そういう状況判断も山歩きの面白さじゃないでしょうか。
とは言っても事前に情報を知っていたほうが達成率は上がるし危険度も低くなるので、ヤマレコの地図検索でオレンジ色の線(点)があるかチェックして、あれば記録を検索して参考にする事もあります。
地理院地図の破線は山と高原地図とは異なります。破線は登山道で実線は林道です。
調査が古くてダメなことは間々ありますが、実線では面白味に欠けるかも知れません。山と高原地図の破線はプチバリルートと思った方が良いですが。
私の場合、地形図の破線は基本的に信用していません
一番信用がおけるのはヤマレコの地図検索ですかね。ここで出てくる赤線は少なくとも人が歩いたことがあるルートなので。この地図検索で出てくる記録まで読めば完璧です。
ただし、そもそも地形図を見てヤバそうな雰囲気が無い山の場合、情報が分かり過ぎていると面白みに欠けるので、ヤマレコの地図検索だけやってルートを確認するけど記録は見ないこともよくあります。まあ、それで予想外の藪漕ぎになることもありますが
昔は林道接続部にジグ道が開削されてあったのかもしれません
3年ほど前の残雪シーズンに雪の無くなったところを破線ルートで歩いたらとんでもない目にあいました
藪はひどいし渡渉もあり大変でした
でも、沢でワサビが取れました
ところで10mならロープで下降できたのでは?
さすが師匠、ロープもご指摘通りなんです。ハーネスも含めて持参しました。ただ今回は持っていない想定で「引き返せるポイントまで進み、引き返す決断ができるか」を試しました。ちょうどその後、「ヤマレコ社長の絶対遭難させないチャンネル」で(https://www.youtube.com/watch?v=BllTYxZ-94c) をやっていました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する