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写真2:雪渓の下端と上端
写真3:針ノ木岳とカール、マヤクボ沢
針ノ木雪渓経由で日帰りで登ってきました。予報通り暑かったです。
出だしでびっくりしたのは登山口を出発して最初の車道に出たところから再び登山道に入る箇所が伐採と造成で大幅に地形が変わっていたこと! 面喰いました。まだ工事を開始したばかりらしく登山道の案内が出ていません。車道に沿うような堰堤状の構造物の裏側に入り、篭川に落ち込む斜面の縁に沿ってユニコーンが並んでいるのでその通りに進めば再び車道と交差します。以前は樹林に覆われて日影だったのが全伐されて日影が無くなり暑いです。
現在の雪渓末端は標高1840m付近の橋を渡ってすぐで、ここから標高2160m付近までが雪渓歩きです。それ以降は登山道に雪はありません。最終水場も雪が消えて流れが出ていて使用可能です。
標高2000m付近にかかる橋の付近はまだ大量の残雪で、ここからノドにかけての左岸側高巻道もまだしばらく出番は無さそうです。
ここのところ異常な高温なのでおそらく急激に雪解けが進むと思われます。雪渓の残雪状況によってどこで雪渓に乗ってどこで夏道(秋道)に乗るのか変わってきますので、お出かけ前に最新の記録を見ておくことをお勧めします。
特に扇沢サーキット等でまだ暗い時間帯に雪渓を通過する場合、雪渓上部から登山道へ乗る場所は非常に分かりにくいため(雪渓上に目印があるが数が少ない)、かなり強力なライトで雪渓の両岸まで照らして目印を探せないと確実に迷います。何度もこのコースを歩いて夏道(秋道)を熟知していて、雪に覆われていても地形で登山道のおよその位置が分かる状態でないと暗い時間帯に雪渓上部を通過するのはお勧めできません。
蓮華岳のコマクサはまだ咲いていますがピークを越えて萎れかけ。雪渓上端から最終水場にかけてはミヤマキンポウゲ、モミジカラマツが咲いてます。針ノ木峠〜針ノ木岳にかけてはゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、ミツバオウレン、チングルマ、ミヤマリンドウ、アオノツガザクラ、ツガザクラ、イワカガミ、ミヤマダイコンソウ、イワギキョウ、チシマギキョウ、ウサギギク、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、キバナノコマノツメ、ミヤマダイモンジソウ、タカネヤハズハハコ、ヒメクワガタ、ミヤマクワガタ、ヨツバシオガマ、タカネヨモギ、マイヅルソウ、テガタチドリ、ミネウスユキソウ、イワオウギ、イブキジャコウソウ、タカネシオガマ、ミミナグサなどが見られました。先月咲いていたシロウマオウギは種が生ってました。
帰りがけに登山道にはみ出した笹を刈ろうと登りの途中で鎌をデポしたのですが、帰りに見当たりませんでした。安物の鎌でもうガタが来ていたので盗まれても大した損害ではありませんが、まさか鎌を持ち去る人がいるとは驚きです。おかげで今回は刈り払いはできませんでした。
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