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写真2:柏原新道登山口の看板。幕営は禁止ではなく自粛だが、現状を考えると幕営はかなり怖い
写真3:爺ヶ岳から見た剱岳と常念山脈〜槍穂
いつもなら土曜日に山に入るのですが、金曜日は深夜まで残業だったため土曜日は下界で爆睡し、久しぶりに日曜日に山に入ることに。
行先は爺ヶ岳としましたが最近は頻繁な熊出没でちょっと心配・・・・と考えつつも暑さを避けるのを優先で熊鈴を鳴らしながら夜間登山で、山頂には日の出少し前に到着。気温はまだまだ高めで防寒具は雨具のみでOKでした。
爺ヶ岳山頂から冷池山荘テント場を最大望遠で撮影したところ、好天の夏山シーズンの日曜の日の出の時間としては見たことがないほどのテントの少なさ。これは熊出没の影響でテント場の利用は自粛するよう山小屋でお達しを出しているため(禁止ではない)。
鳴沢岳〜鹿島槍の稜線に出没している熊の親子は、雷鳥並みに人間を恐れることなく悠々と登山道を歩いてますが、私が実際にこの親子に出会ったときに見た行動や、報道で流れた映像などからは、ある程度の距離を保っていれば今のところあちらから人間に積極的に接近することはないようです。
しかし、つい最近の薬師峠テント場やいつぞやの小梨平キャンプ場の例からして、人間の食料の匂いに引かれてテント場に引き付けられる可能性があります。小屋利用と違ってテント泊は野外で長時間同じ場所にいたままで調理して飯を食うし、寝ている間も同じ場所で食料を置いたままであり、同じ場所で長時間匂いを発し続けるため熊を引き寄せるリスクは無視できないでしょう。本州でもこれほど熊が登山道に出てくるようになったのでは、北海道のようにフードロッカーの設置を考えた方がいいのではと思います。
これだけ熊出没が騒がれているので大半の登山者は熊鈴を付けていて、中には複数個を付けている人もいましたが、数名の人は鈴を付けていませんでした(それとも付けているが場所が悪くて鳴っていなかった?)。最近の種池山荘周辺での熊の出現頻度を考えると、熊に人間の存在を教えるための音源は必須かと思います。
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