奈良田温泉 白根館

明日から北岳ー間ノ岳縦走するため、今、芦安駐車場でこれを書いている。
北岳に登るのに当然、最初に白峰三山縦走を考えたのは言うまでもなく、更に下山口の奈良田に駐車すれば下山後のバス時刻に惑わされずに済む。且つトロトロの湯で有名な白根館に泊まれば温泉と登山の両方を楽しむことが出来る。ということで、4日前に白根館に予約の電話を入れたのだが入山日前日も下山日も満室だと断られた。
で一旦は奈良田温泉を諦め、芦安ー広河原から北岳と間ノ岳ピストンに切り替えたのだが、高速料金の関係からETC深夜割引を使うので、今回は初日が雨模様ということで途中まで登る気にもならず日中を無駄に過ごすことになる。
ここで閃いたのが、初日に日帰りで奈良田温泉白根館に行って夕方芦安に着けば1日が無駄にならない。
万一白根館で断られたら、女帝の湯に行くことにしてスケジュールを組んだ。
奈良田到着後、バス停まで散策してみたら奈良田ー広河原間で土砂崩れがあってバスは不通になっており、復旧の見込みもたっていないとのことであった。
知らないで広河原から奈良田まで縦走していたら広河原に帰れず途方にくれるところだった。
今にして思えば、白根館が満室で泊まれなくて正解だった。
定刻に訪れたところ、幸い若いご主人が愛想よく出迎えてくださり、1000円払って早速浴場に向かった。
浴場の入口には飲泉処が設けられており、結構熱めの源泉を口に含んだ途端、ぶったまげた！
源泉が昆布茶のように濃厚なのだ！出汁が効いている！こんな味の源泉初めて！
続いて露天風呂に向かった。期待していた木の風呂ではなく岩風呂の方だったが、湯に浸かった途端、これまた驚いた！
ツルツルと言うんじゃなくて、トロトロ。
ここの湯は化粧水に浸かってるようだとよく表現されているけど、乳液みたいにトロトロ！
日本全国北は北海道から南は九州・沖縄までの名だたる温泉は網羅してきたけど、こんなお湯は初めての経験だった。
今度は是非早めに予約を入れてカミさんを連れて来ようと思った。