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厳冬期の山キャンプ(テント泊)はー10℃の西穂高山荘前とブリザード吹き荒れる唐松岳頂上山荘前などで経験済(当然、ストーブや暖房器具はなし)だが、真冬のキャンプは純粋に焚火の炎を眺めながらぬくぬくのテント内でまったりと酒を呑みたいと思って始めた訳だ。
それでキャンプ用薪ストーブに選んだのが
ウインナーウェルノマドストーブM
だったのだが、サーカスTCにはジャストフィットだし最初は小窓から見える薪の炎に癒されていい買い物をしたな〜と悦にいってた。
ただ市販の薪の長さが40cm程なので10cm程切らなきゃ入らないのが玉に瑕。
最初の頃はせっせとノコギリで切って、切ること自体も新鮮で楽しかったんだけど、これも回を重ねる毎にだんだん億劫に感じるようになり、今年はマキタの充電式チェーンソーを購入して切ってみたら、3束カットしても15分掛からないくらいで非常に楽ちんになって唯一の難点は解消された。
焚火でもそうだけど、薪って広葉樹の太い薪でも結構早く燃えちゃうから、しっかり監視して次から次に焚べていかなきゃならない。
酒とか珈琲を飲みながらやってる分にはとても楽しいのだが、普通に暖を取るためだけだと面倒くさい。
その点、薪ストーブと一緒に購入したアルパカは早朝の冷え切ったサーカスTCを一瞬で温められる高火力と2泊3日のキャンプでも10リットルの灯油が有れば十分余る経済性、一度満タンにすれば9時間くらいは平然と燃え続ける安易性、淡々と静かに燃え続ける安定性と本体自体が比較的安価なところが非常に気に入っている。
どうせストーブ、煮炊きに使えば吹きこぼれた煮汁などで天板は直ぐに汚れてしまうのだし、そういうところを気にせず大したメンテナンスをしなくても使えるところもアルパカの長所だろう。
で、既にバンドックソロベースは持っているのにも関わらず、サイドウォールとスカートが付けられたという理由でバンドックソロベースEXなるテントとテンマクデザインの煙幕前幕を購入し、今回、北軽井沢のアウトサイドベースで初張りすることとなり、当然薪ストーブの使用も考えた訳だが、前回11月のふもとっぱらで薪ストーブの面倒くささに気づいてしまったのとサーカスTCの1/3以下の面積、1/5以下の容積しかないソロベースでの使用に不安を感じ、今回はアルパカのみ持参した。
朝まで燃やしておくことも考慮して一酸化炭素警報器を2つに増やした。
実際、2日目は付けっぱなしで寝たのだが、結構ソロベースと前幕の接合部分に隙間があり、適度な通気性で一酸化炭素濃度は2台共ずーっと0ppmのままで警報は鳴らず朝まで安眠できた。
結果、設営・撤収の時短、装備品の軽減化に貢献したことは勿論、サーカスTCだと10℃ちょっとしか上がらなかった室温が狭いソロベースEX内だと簡単に20℃超え状態をキープしてくれ、もはやテント内は夏。薄いメリノウールの上下だけで快適に過ごすことが出来た。
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