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カメラに興味のない方にとっては退屈な内容になるかと思いますので、スルー推奨です。
加えて、感情に任せて書いた関係上ひたすら長文なので、時間のない方、読むの面倒な方もスルー推奨ですw
(長文はいつものことなんだけどww)
の前に、私個人の話になりますが、私が今持ってるカメラ機材は『Nikon D700』を筆頭に本体4台、レンズが10数本
それらは17年前(2008年)結婚を機に、ちまちま買い揃えたものです。
その頃デジタルカメラ業界は隆盛を極めており、市場はピーク期、技術に関しては日進月歩で進化の真っただ中でした。
当時は『APS-C機』と呼ばれるフィルムよりもサイズの小さいセンサー規格を搭載したカメラが主流でしたが
2005年にキヤノンが初めて一般ユーザー向けのフルサイズデジタル一眼レフカメラ『EOS 5D』を発売すると
それに各メーカーが追随し、市場にはフルサイズ一眼レフが溢れることになりました。
『フルサイズ』は読んで字の如く、センサーのサイズがフィルムのサイズに追いついたということであり
それは遂にデジタルカメラが『カメラとしての完成形』に達した瞬間でもありました。
私の愛機『Nikon D700』も、その流れの中で誕生した1台です。
おそらく当時、カメラ愛好家の方たちの多くはこの『フルサイズ一眼レフ』こそがデジタル一眼の完成形であると
そう信じて疑わなかったのではないでしょうか?
何を隠そう私もその一人だったわけで、機材一式揃えたのはそういったタイミングだったからというのもあります。
しかし奇しくもその裏で、時を同じくして『ミラーレス一眼』という全く新しい構造のカメラが誕生していたのです。
ミラーレス一眼とは、レフ機からミラーとペンタプリズムという機構を大胆に取っ払ったデジタル一眼のことで
本来は重要部品だったそれらの複雑な機構を省くことで、レフ機に比べ軽量化とコストダウンを同時に実現していました。
各メーカーは軽量小コストという特性を生かし、低価格帯のエントリーモデルに多くの機種を投入していたこともあり
発売当初、ミラーレス一眼は立ち位置的に『軽量コンパクトだが性能は劣る』という評価は否めませんでした。
しかし時を重ね、熟成され、やがて『軽量コンパクトなのにレフ機と遜色ない』レベルのものが出始め
遂に『フルサイズミラーレス一眼』が誕生、それに伴ってレンズの性能も飛躍的に向上したことで
あろうことか『レフ機よりも軽量コンパクトなのにレフ機を凌駕する』レベルに達してしまいました。
そして誕生から17年の時を経た現在
主流はその『ミラーレス一眼』に完全に置き換わりました。
それは即ち『レフ機の終焉』を意味します。
あと10年もしないうちにレフ機は完全に淘汰され、緩やかに、そして静かに歴史の終わりを迎えることになるでしょう。
そうなると、私の持ってるレフ機の機材一式も同様に死刑宣告を食らい、終焉へ向かって時を刻んでいる状況なわけです。
正直、これまでに幾度となくミラーレス一眼への乗り換えを検討してきました。
ただしその場合、原則的に今持っている機材一式を処分した上で新しいシステムへの乗り換えという形になります。
当たり前ですが、買い替えって結構パワーと覚悟が要るんですよ。
加えて高性能なスマホカメラの登場が『カメラ』そのものの存在意義すら脅かしています。
そもそも高価なカメラなんて要る?と。
当時はまだガラケーの時代でしたから、きれいな写真撮るために最低限何かしらのデジカメは必要だったわけですが
はっきり言って最近のスマホカメラの性能メチャクチャ優秀ですからね、そして進化も早い。
ヤマレコやSNSに使う写真くらいの解像度なら、素人目にはほとんどわからないレベルで綺麗に撮れてしまいます。
実際私自身、2018年あたりまでは必ず山に持ち込んでいた一眼レフも、近年は出番なく家の防湿庫で埃被ってました。
そうなってしまった理由はスマホの高性能化以外にありません。
わざわざスマホよりもデカくて重いカメラを持ち出してまで撮影したいと思わなくなっていたし
山の活動写真くらいならばスマホのカメラで事足りる、そう思うようになってしまいました。
自分にとって『カメラ』は必ずしも必須なものではない。
それが近年私にとっての『カメラ』という存在であり、今私の置かれた状況というわけです。
とまぁ、そんな感じで前談が長くなりましたが…ようやく本題。
この度、20年近くお世話になったNikonのレフ機とその機材一式とお別れすることにしました。
まぁ自分で言うのもなんですが妥当な判断だと思ってますよ、実際使ってないんですから。
持っていたところで維持費かかるモンでもありませんが
かといってこのまま寝かせておいたとて、今後資産価値が上がる見込みもなく緩やかに価値が下がってくだけなので。
多少なりとも値が付くうちに処分してしまおうというのは理に適っています。
ただし…
代わりに先日、ミラーレス一眼『Nikon Z5』を買いましたww
いや、結局カメラ買うんかい(;´Д`)
正直なところ、ここに来て改めてカメラを買い替えることになるとは全然想像してませんでした。
スマホ写真に不満はないし、色んな背景があったにせよ『一旦興味が薄れてしまった趣味』なのは間違いないからです。
でも何でかね、先日のウッド📷さんが落とされたレンズを回収した時
他人のレンズですけど手に馴染む感覚って言うんですか?重さ、質感、あぁカメラってそういえばこんな感じだったなと。
んで家帰って、久しぶりに自分の機材引っ張り出して、メンテして、シャッター切って、改めてやっぱり良いなって。
完全に消え去っていたカメラの灯が、ほんの少し自分の中にポツンと灯った、そんな感覚でしょうか。
もう一度やりたいな、そう思えるくらいには。
かつて、日常を記録するという役割をスマホに委ねた時に、何の疑問も持つことなくカメラを置いてしまったけれど
いざ再びフラットな気持ちでカメラを手に持った時、何だシンプルに撮ることが好きだったんじゃんって。
『写真』はあくまでも結果で『カメラで撮る』という過程を当時の自分は純粋に楽しんでいたことを思い出しました。
山で実際にウッド📷さんのカメラ借りて撮らせてもらったのもデカかったかもw
何か色々な感情が渦巻いて色々考えた結果、またちゃんと『カメラで撮りたい』って思っちゃったんですよね。
そんなわけで、実に17年ぶりの新機購入です。
そしてそれは、我が家のカメラがミラーレスに代替わりする時が来たことを意味します。
正直、今の機材と共にレフ機の終焉を見届けるという選択肢もありましたけど
今後メーカーサポートも無くなり、部品も無くなり、壊れたら即終了という状況になるであろうことは想像に難くなく
未来のことを考えるなら今が乗り換えの最後のタイミングかな?そう判断しました。
でも今回サヨナラする我が家のレフ機とそのレンズたち、いざ手放すとなるとやっぱり寂しい気持ちになりますね。
結婚式と新婚旅行の記録を最高のカメラで残すんだって、無理言って当時の最新式のカメラ一式揃えて。
重くてデカくて持ち運び大変だったけど、いろんなところに連れ回して、いろんな写真撮りました。
山では落っことしたり、雨でずずぶ濡れになったりと、少々手荒に扱っていたこともありましたけどw
わが家の歴史を最初から今日まで、最も多く記録して残してくれたのはこの子達だったなぁ…
ちょっと寂しいけど、17年間ありがとう。
今度は『ミラーレス』に形を変えて、また我々の日々生きた証を記録していってくれることを願います。
すんごいダラダラ書いたのでひたすら長くなりましたが
最後までお付き合いいただきありがとうございました(*^^*)
生っ粋のNikonユーザーなので
Nikonユーザーさんがいらっしゃること
すごくうれしく感じました
D700
処分されるのですね
画素数が少ない故にノイズは少ないですし
ピントが甘くとも気にならないD700
CCD機のD40と合わせて壊れるまで所有するつもりです
使用頻度は低いですけどね😅
コメントありがとうございます(*'▽')
初めて手に取ったカメラがNikonD80とNikon AF-S DX VR 18-200mmでした。
特に理由はなかったんですけど、なんか手に馴染んだというかしっくりきたというか。
以降ずっとNikon党です(*^^*)
レンズ(特に大三元)は値段の付くうちに…と思ってますが
正直D700はあんまり手放す気が起きないんですよね…
やっぱ質感が全然違うし、フィーリングも全く違う。
オールドレンズは残す予定なので、D700も残すかもしれません♪
ちなみに私もD40未だに持ってますよ〜☆
一眼レフはNikon そんなイメージ。
って4台も持ってたとはビックリ
バズーカーレンズは無いんですね😜
と言いつつミラーレス買ってるのも笑える😆😆😆
気軽に使えるコンデジ欲しくなる気持ちも分かるでしょ?👀
まぁ、使用頻度を考えると高性能なの購入しても、どんどん新型発売されるからキリが無い😰
どうせなら一眼レフにして所有してるレンズ使う方が楽しい気もするけどねぇ。
コンデジも光学ズームとBluetoothやWi-Fiで転送出来るモデルが少なすぎて候補は確定したけど、もう少し様子見するかもしれません。
コメントありがとうございます(*'▽')
そうですね、どちらかというと標準から広角寄りの写真を撮ることが多かったので。
レンズ構成も比較的そっちに集中してます。
ただ一応70-300mmは持ってますよ、バズーカかと言われると微妙なラインですがw
気軽と言いつつも、総重量1.3kgなのでまぁ中量級といったところでしょうか?
前のシステム(D700)が2kgあるので、軽くなったっちゃ軽くなったんですけどw
どうしてもフルサイズは譲れなかったので、一応フルサイズ機です。
それも検討しましたが、Nikonがいつまでレフ機をサポートしてくれるかわかりませんからね。
部品はいずれ無くなりますし、レフ機なんでどうしてもシャッターは消耗品ですしね。
それに今日実際に使いましたが…ぶっちゃけ光学性能が全然違うや…
やっぱ最新技術で設計されたレンズはそれなりの画を吐き出してくれますねσ(´∀`;)
まぁコンデジの場合どこまでお金出すか…ってところですよね。
あんなに小さいのに地味に高いですからね、それこそレフ機の中古買えるくらいにはw
しっかりご検討ください(*^^*)
全部処分するのかと思ったのでカメラもレンズも残すのもあると聞くと何か嬉しいですね👍
デジタル製品は進化するので買うタイミングが難しい😅
長く使えるなら惜しくないけど、今までも車のチューンとかウインタースポーツ、テニスとか、それぞれ3桁注ぎ込んでるので当時良くても振り返ると勿体ない😆時計とか金製品とかみたいに残せる物じゃないので😅
ちなみにD70〜D100なら購入検討してたモデルなので懐かしい😆
ミラーレス山でも使用するなら写真楽しみにしてますよ😉
処分しても値段つかない物も多いですからね。
そうそう、家電製品は最新の買っても数年後には価値失ってるのが痛いところですね。
レンズは資産と言われましたけど、今回みたくマウントさら変わってしまうとね…
あ〜そのチョイスだと2000年代初頭ですね、あの頃はワクワクしましたねぇ(*^^*)
今も進化はしてますけど、市場自体がその時ほどの勢いと熱量はない感じですね。
もちろん、むしろ山で使うために買ったので、てか今回の山に持って行ってます♪
ミラーレスも含めて一眼は趣味のものになりつつあります。
レフ機(特にD700)の良さはメカニカルなシャッター音。撮影を楽しむには大事な要素です。D700は最後の純粋な動画無しスチールカメラです。
壊れるまで使いますよ!
とは言えZ fも併用して楽しんでいますが(笑)
コメントありがとうございます(*'▽')
おぉここにもNikon党、かつD700ユーザーがおられましたか!
まぁぶっちゃけカメラは完全に趣味の世界になりましたね、実益はほぼゼロに近い。
写真残すだけならスマホで十分で、それ以上も以下もないですからね…
仰る通り、撮影を楽しむには最高のカメラでした。
光学ファインダーを覗き、手に心地よい反動を残すシャッターを切る。
どのみちオールドレンズは残すので、D700本体自体は残そうかと思ってます。
あ、Z fお持ちなんですね♪
てかZマウントレンズヤバいですね…ぶっちゃけ光学性能だけの話すればもうFマウントレンズの出番ほぼないっしょw
癖があるとか個性的とか、そういうレンズしか生き残らない気がする…
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