以前読んだのは十数年前、まだそれほど山にも花にも興味を持っていない頃だった。日本百名山に似た本があるくらいの認識でざっと見て、こんな名前の花があそこの山に行けば見られるのかなぁくらいだった。
十年前くらいから山を歩き始め、ハナネコノメに会ったのをキッカケに山野草に魅せられてしまった。今年はコロナのおかげで時間ができたのでもう一度読みなおしてみました。
その頃は全く知らない山や花ばかりだったのが読むとイメージできる山や花がずいぶんと増えていました。そこで読み直しながら感じたことを少しずつ書いてみようと思います。
昭和55年、1980年に発行された「花の百名山」の最初は高尾山でした。
高尾山=フクジュソウ
小学校の遠足で登り、その後何度も登られたと書かれている。しかし戦後登ったときにあったヤマシャクヤクやオキナグサ、そしてクマガイソウやコアツモリソウ がなくなったとも。本当に花がいっぱいの山だったんですね。そのなかで選ばれたフクジュソウはお父さんが高尾山から採って庭に植えられたものだった。そして庭の花と思っていたフクジュソウに下山時に会えたことがすごく印象に残ってここに書かれたようでした。
私は高尾といえばタカオスミレと答えてしまい、フクジュソウはまだ見たことはないです。なのでこの本の全体にいえることだがその花がその山を代表する花でもなく、またその花はその山が一番という訳でもないことが多いのです。山で偶然出会ってハッとした花を書かれていると考えると気軽に読みすすめる。
もっと勝手にいえば「山で出会った花 百選」のほうがあってるかもしれない。
もちろんそうでない山もあるが、、、、それは続きで!!
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する