山野草をとるためのカメラ canon sx620hs使用感

実際に山で使ってみた感想をまとめました。

期待していた点は？
ズーム機能は予想以上でした。保護柵の外から花がいい構図でとれればいいなと思っていたのですが、数m先くらいであれば花の拡大までとれました。またズームすることで背景ボケの写真も多くとれることもわかりました。
ただズームした場合、なかなかピントが合わせられないことも何度かありました。ここは距離感や合わせ方をもう少し工夫する必要がありそうです。Ｇ９Ｘの望遠側もタッチでピントが合わせられる機能があってもそうだったのでそれほど気にしてません。
マクロ1cmはやはり素晴らしく、ひさびさに花の構造をもっと知りたいと考えるようになりました。1cmマクロで２倍テレコンを使うと花の大きさ的にはスマホの拡大と同じ構図になりますが当たり前ですがより精密な写真となりました。また足元の花であれば100倍ズームがスマホよりもさらに大きな画像がとれました。

不安な点は？
くもりや暗めの時の撮影ですが、拡大すると光量不足となり手ブレや画質がひどい写真になります。g9xよりはやや多めです。ただカメラを近づけてとったり、拡大倍率を抑えたり手ブレが減ります。またテレコンを使えば、拡大して撮りたかった構図にすることができました。あくまでも手近な花ですが。昔のcx2ほどひどくはありませんでした。手ブレ補正などの進歩が大きいのですね。

その他
スマホのように少しコントラストの強い写真にできるくっきりカラーという選択肢がありました。g9xでは私が写せなかった淡いピンク色や淡いブルーなどの花色が撮れるといいなぁと思います。


画像例
右 柵の中 3m先のマツムシソウの花拡大
真ん中 霧雨の悪条件で撮影したツルニンジン
左 くっきりカラーを使ったもの