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これは、反マスク派のビラではなく、厚生労働省が公式に出しているもの。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html
現在公表されているのは令和3年6月版だが、その前年、つまり2年前には、この考え方が既に示されていた。
しかし、最近のインタビューなどで「暑いのにマスクは大変です」と答えている人ばかりなのを見ると、この取扱いについてはまったく浸透していなかったわけだ。
確か、当時、NHKなどでちょろっと報じていたような気もするが、今のように連日報じられることもなく、当時の空気の中ですぐに埋もれてしまった。
恐らく、マスメディアとしても、「マスクを着けましょう」と煽っている一方で「マスクをはずしましょう」と真逆なことを言ったりすると、視聴者が混乱すると忖度したのかもしれない。それはそれで視聴者をバカにしている話ではあるが。
いずれにせよ、街中を見渡す限り9割9分の人が「基本的な感染予防対策」としてマスクを着用するようになったわけだが、それとは無関係に新規感染者数は増減、むしろ増加して今日に至る。
今般、厚生労働省がマスク着用について見解を示した。義務でもないものについて、お上がいちいち見解を示さないといけない社会もどうかと思うが、今回の見解については、政府がマスク着用はそれほど有効な対策でなかったと暗に認めたということなのではないか。国民へのマスク着用に関する求め方のレベルが「お願い」から「推奨」に下がっていることも、その証左と言える。
そういう意味では「天気の変わり目」と書いたものの、天気そのものは変わっておらず、「今も雨は降り続いているけれど、この雨具は大して役に立たなかったね」という話なのかもしれない。
いや、「この雨具は大して役に立たないと前からわかっていたけど、ようやく口に出して言える空気になった」という意味では、やはり天気が変わったんだな。
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