7月4日7時56分配信 産経新聞
2日午後9時45分ごろ、東京都中野区のパチンコ店員男性(22)から「富士登山に来たが、暗くて道が分からない。怖いので助けてほしい」と119番通報があり、富士宮署と消防の山岳救助隊に無事救助された。男性は何の準備もないまま気軽に入山していた。山開き直後の無謀な登山に、同署は「一歩間違えれば死ぬこともある。万全な準備で登山してほしい」と警告している。
同署によると、男性は富士宮市北山の富士山8合目から携帯電話で救助を要請した。同日、JR身延線とタクシーを乗り継いで富士山を訪れ、午後5時から登山口のある5合目から入山したが、手ぶらの上、カジュアルな長袖シャツにジーンズ、スニーカーの普段着姿。食料や飲み物はおろか、必需品の防寒具、ライト類も持っていなかった。
その後、男性は雪が残り真っ暗な9合目5尺付近で転倒。高山病の症状も出て心細くなり、下山を始めたという。8合目まで下りて携帯電話で救助を求め、入山から約2時間後に6合目付近で救助された。
同署によると、男性は登山の理由について「電車から見た景色がきれいだったから」と話している。高尾山(東京都八王子市、標高599メートル)に登ったことはあるが、富士登山の経験はないという。
*************************引用ここまで*********************************
富士山の暗闇の中を食べ物飲み物無しで9合目5尺まで行ったというのはそれはそれで凄いと思うし、「電車から見た景色がきれいだったから」という理由も素晴らしい理由なので、その気持ちは保持していただきたいと思うが、途中でコンビニ等に立ち寄る余裕がほしかった。
結局、山頂までは行けなかったわけだが、あとは
「山を甘く見ていた」と考えるか、「手ぶらでも山頂直下まで行けた」と考えるか。
「寒い、やばい、間違いない」と思うのか、「夜だから失敗したのであって、昼間なら楽勝」と思うのか。
「今後は気をつけよう」となるのか、「富士山は途中で挫折したけど、それより低い山なら大丈夫じゃないか」となるのか。
全ては本人と周囲の人間次第。
今後の健闘(健全な闘争)を祈りたいものである。
>富士山の暗闇の中を食べ物飲み物無しで9合目5尺まで行ったというのはそれはそれで凄いと思うし、「電車から見た景色がきれいだったから」という理由も素晴らしい理由なので、その気持ちは保持していただきたい
>今後の健闘(健全な闘争)を祈りたいものである
この2点、諸手を挙げて賛成したいと思います。
腹をたてるのは簡単ですが、
今回の件の場合、遭難者が登山者と呼ぶには余りに素人過ぎますし、
単純過ぎて今後の為に検証する価値も無い事故だと思うので、
narodnikiさんの様に懐深く構えているのが
登山愛好者のあるべき姿なのかな?なんて思いました。
本日、富士山登ってきました。
ビール缶片手に、Tシャツ、ジーンズで勢い良く7合目を目指している若者を目撃しました。
酔っ払っている様でした。
本人達は、記念撮影の悪ふざけネタだったのかもしれませんが、正直、愚かで無責任な行動ですね。
登山したことない家族連れも、同じような格好で歩いてたりしますが、分からないのでしょうね。
この遭難者もコレに懲りずにしっかりとした知識と装備でもう一度挑戦してもらいたいものです。
以前、大晦日にも同じような遭難があったことを思い出しました03年に23歳と20歳の2人がダウンジャケット・綿パンツで雪山装備なしで9合目まで。
やはり山に対する最大の武器は体力ですかね?
体力が欲しい今日この頃です
体力が最大の武器っていうのはあると思います。
下手に知識がない分、精神的に余裕もあるのかも知れないですね・・・。
まぁ、思いつきで行きたくなるのはわかりますが、去年に北海道で大きな遭難事故がありましたし、冬には某登山家が帯同者2名を亡くしてることを考えると、些か軽率ではないかと考えます。
携帯電話がなかったら、どうしたんでしょうか?
安易に救助もあると考えての行動であれば、猛省して欲しいですね。
こういう事件が増えると、規制とかでてくるんでしょうか
こんにちは。
みなさんのいろんな意見が読めてとても面白いです。
最近、子育てしていると思うのですが、
子どもが危ないことをする前に、大人がアレコレ手出し口出しをしすぎるように思います。
子どもは、子どもで泣けば周りの大人がなんとかしてくれる環境に慣れちゃっていたりします。
そういう環境でずっと成長してしまうと、危険とか無謀とか考えることもなく、純粋に、なんとなく登りたくなるのかなぁと。ただ、注意する人が誰もいなかっただけで。でもって、怖くなったら電話で大人を呼ぶのだなぁと。
子どもが原っぱで遊んでいて、暗くなって怖くなり泣いていた程度のことなのかも知れないです。
それにしても2時間で9合目ってのはちょっとすごいですね。
最近、「マナーからルールへ」と言われることがありますが、山は登山者のモラルとマナーで何とか踏ん張りたいものです。
5時頃入山して、9合5勺まで登り、8合目まで降りて通報したのが9時45分。
途中転倒もあるそうなので3時間程度でしょうか。
q0u0pさんのいう、『日没引き返しで2時間』も考えられる範囲です。
MATSUさんによれば標高差1200m、3時間でも大したものですね
あと少しなんだからだから頂上まで頑張っても・・・。
こういう感じで富士山登頂している人は結構いるのかも知れませんね。
本人も公園散歩くらいな気分でことさら自慢することもないのでしょう。
救助隊が2時間で6合目だと遅すぎですね。
前の日記の記事に寄れば、通報から救助まで2時間弱なので、入山からだと長くて1時間程度でしょう。
報道は事実をしっかり伝えて欲しいと思う今日この頃
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する