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今日は田園都市線あざみ野駅の近くにある横浜市山内図書館の郷土資料コーナーで
横溝潔氏著『山内のあゆみ−石川編』1996.11 音羽書房鶴見書店発行
を中心に旧石川村→旧山内村関係の資料を片っ端から読んでみた｡
結論からいうと､服部国光氏と天学教に関しては先の資料と､著者横溝潔氏が講師で開催された｢田園都市線沿線史跡探訪｣のレジュメからしか記述を探すことができなかった｡ちなみに横溝潔(ヨコミゾ,キヨシ)氏は地元の郷土史研究家の方である｡以下は『山内のあゆみ−石川編』の｢天学教｣の章を簡単にまとめたものである｡
�”�部国光(ハットリ,クニミツ)氏
弘化4年(1847年)2月荏田(エダ)[村]に生まれた｡
生家は現在の山内郵便局あたりにあった｡
父半次郎氏は大工で国光氏も大工の職についた｡
しかし､10代半ばに修行の道に入り､奥多摩の白石山(天祖山)で荒行を行い明治初年には山頂に天祖神社を奉祀した。
(宮内敏雄氏の『奥多摩』には明治9年(1876年)山頂を開闢､明治12年(1879年)に神社建立とある｡)
国光氏は､三多摩を中心に信者を得て､荏田[村]に帰ってきて布教活動をした｡荏田[村]では信者は少なかったが隣接する石川村では信者が急増した｡
明治21年(1888年)12月､現在地に本院を建立｡
没年は不明｡要調査｡
��天学教
神道をベースに仏教､陰陽道､儒教等の教義､儀礼､行法をもった､新興宗教のひとつである。農民や商工民を救済することに重きをおいた｡
明治後期から大正年間が最盛期であった｡
本院は現存。
次は天学教の教義を国立国会図書館の資料から学んでみようと思う｡
と同時に白石山(天祖山)が修験道の修行の場であったことの裏付け文献を探すことにする。
写真は左から資料探しにお世話になった横浜市山内図書館､おそらく天学教会本院拝殿がある敷地の入口､天学教会本院と書かれた石柱です｡
