登山用の地図(紙の地図)は昭文社の『山と高原地図』シリーズが圧倒的なシェアを占めています。
昭文社以外は登山用品店に行かないと見られないでしょう。
その『山と高原地図』ですが、以前は多くの山域で裏面に周辺図(1:300.000)が掲載されていました。
ところが何年か前から、周辺図の掲載されない山域が年ごとに増え、2019年版で掲載されているのは、中部山岳では【白馬岳】と【鹿島槍・五竜岳】(どちらも全く同じ範囲)だけとなっています。
周辺図に代わって収録山域の詳細図や接続山域図が掲載されていますが、『山と高原地図』での主たる山域(例えば槍・穂高、白根三山、奥秩父など)だけでも周辺図が掲載されていると、頂上に立って地図を広げて山座同定する際にはとても役立ちます。
頂上から見えている遠くの山が何という山か、分るのと分からないのとでは達成感も自ずと変わって来るように思います。
周辺図の存在は広大な山域の赤線つなぎにも参考になります。
地図を眺めるだけのVR登山もなかなか面白く、時間の経過を忘れます。
出版社には今まで何度か色んなことについてメールで連絡し、誠意ある対応をしていただきました。
紙の地図派として、『山と高原地図』は山行時には必携の一つであり、これからもより良い山行に役立てたいと思っています。
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