昨年の秋に、新田次郎氏の山岳小説「劔岳−点の記」を読んでから、僕の人生の目標が「死ぬまでに自分の力で剣岳に登頂する事」に決まったのですが、目標と言ってもまだ具体的なプランなどは何も無く、ただ漠然と「いつか行ってみたいなー」程度のものです。
そんなゆるい感じの覚悟しかありませんが、目標に向かって少しずつ山行ルートの難易度を上げていったり日々のトレーニングに励んでいます。
しかし最近は仕事や私用が忙しいのと、休みが取れても天候が良くない日が続いたので暫く山には行っていません。
山に行きたくても行けない寂しさを感じながら日々を過ごしているのですが、先日フォローさせて頂いたひわパパさんの日記「クライミング スタートしました」を拝見した時に、以前書いた日記に頂いたコメントで「天気が悪い時は無理して山には行かず、クライミングジムで身体を鍛えるのも良いのでは?」というアドバイスを貰っていたのを思い出しました。
さらに、目標としている剣岳には急峻な岩場もあるようで、クライミング的な技術も必要なのではないか?とも思っていました。
ジムで技術を身に付ける事が剣岳登頂の為の準備にもなりそうですし、山に行けない寂しさを紛らわせる事も出来ますし、ついでに身体も鍛えられるし、少々利用料が高い事を除けば良い事ばかりのようです。
そんな訳で、早速近所にあるクライミングジムに行ってきました。
思い付きの行動なので、事前の準備や予備知識は全くありません。汗を拭くタオルすら用意しませんでした。
電動アシストのないママチャリで家から15分ほどの場所にあるクライミングジムに行き、初心者講習を含む初回体験コースにチャレンジしました。
受付で初回登録を行い、シューズや滑り止めのチョークをレンタルしてからインストラクターにルールやマナーを教わりました。
どうやら僕がやろうとしているのはボルダリングで、登るコースの事を課題と呼ぶそうです。
やり方としては、壁に無数に取り付けてあるホールドと呼ばれる突起物を利用して壁を登るのですが、全てのホールドを使用する訳ではなく、課題ごとに指定されたホールドのみを使うそうです。
登る前にまずやるのがオブザベ(オブザベーション)という行為です。日本語だと観察や測定という意味です。
下から壁を眺めながらスタートからゴールまでの自分の動き方をイメージするのですが、経験ゼロの僕が動きのイメージなど出来るはずがありません。
眉間にシワを寄せて壁を睨みつけ、初心者なりに頑張って考えてる雰囲気を出しながら(帰り雨降りそうだなー、雨の中ママチャリで帰るの嫌だなー)とボルダリング3割・帰りの天気7割のオブザベをしてからイザ実践です。
爪先を使う・足から動かすと言うアドバイスを意識しながら一つずつ課題をクリアしていき、30個の課題を終えたところで腕が疲れてきたので止めました。時間にして2時間ほどです。
以下感想
・腕がパンパンになった。
これは初心者あるあるだそうで、初心者はどうしても腕の力で登ってしまうのですぐ腕が疲れてしまうそうです。上級者になるほど全身の筋肉を上手く使うので腕に疲労は溜まりにくいそうです。
・効率的な身体の動かし方や技術を覚えないとこの先は厳しそう。
今回は初心者用の課題ばかりだったので、ある程度の身軽さと身体能力があれば誰でも簡単に登ることが出来ると思いましたが、難しい課題になるにつれ身体能力だけでは対処出来なくなり落下してしまうと思います。
・専門用語が覚えられない。
ボルダリングにはムーブと呼ばれるその時々の状況に応じた身体の動かし方や、ホールドの掴み方・足の置き方があるのですがその名前が難しい。
ダイアゴナルやスメアリングなど普段聞き慣れない言葉ばかりなのですぐに頭に入ってこない。
・ママチャリは疲れる。
久しぶりに電動アシストではないママチャリに乗ったのですが、体が電動アシスト自転車に慣れてしまったせいか違和感だらけで漕いでも漕いでも進んでる感じがしませんでした。しかし、これもトレーニングだと割り切って次回もママチャリで行こうと思います。
今回、初めてクライミングジムに行きとても楽しい時間を過ごす事が出来たのですが、今後本格的なクライミングをするつもりはありません。あくまで山歩きの延長として必要となる最低限の技術を習得出来れば良いなと思ってます。
しかし、驚くほど僕の好きな事が詰まっている事を知ってしまったので、やればやるほどハマっていきそうな予感がしています。
そんな時は「残念ながらお前にはお金も時間も若さも無いぞ!」と自分で自分を説得したいと思います。
こんばんは。
僕も酷い筋肉痛になりました。特に2日目が酷かったです(笑)
ひわパパさんの日記が切っ掛けで新しい世界を知ることが出来ました。有難うございました。
ですが、魅力的過ぎて自分で線引きをしておかないとズルズルとクライミングの沼にハマってしまいそうです😆
安全登山の為の技術を身に付ける事を目標に今後もジムには行きたいと思います。
ジムでの疑似体験とはいえ、慣れるまでは落下による怪我のリスクも大きいと思いますので、お互い無理はせずに安全に注意しながら頑張りましょうね。
コメント有難うございました。
ジムに通わずとも、初歩的なトレーニングをすれば、一般登山道は普通に通過できると思います。(ヤマレコ記録参照。」)
ところで、クライミングに関する基本的な下記2点は、覚えておいた方がいいです。勘違いしている人は多いので。
●三点支持では、クライミングはできません。ダイアゴナルによる2点支持で登ります。
●保持力のない人に何を言っても、ムダ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2299033.html
こんばんは。
一般道であれば、初歩的な技術だけでも十分なのですね。
経験の少ない自分にとっては表妙義やジャンダルムと聞いただけで足がすくんでしまいます(笑)
しかし、せっかく始めたボルダリングですし、技術は身に付けておいて損は無いと思いますので、無理のない範囲で上のグレードを目指して行こうと思ってます。
心配なのは、安全が保証されているジムでいくら技術を身に着けても、落ちたら終わりという実際の現場で冷静に身体を動かせるかどうかだと思います。
これに関しては、ジムでのレベルアップと並行して山のレベルも少しずつ上げて行こうと思ってます。
「保持力」は初めて聞きました。調べてみましたが、クライミングにとって、とても重要な要素なのですね。
しかも保持力の強化は一朝一夕で出来るものではなく、多くの練習と経験により身に付いていく物のようですね。
しかし、初心者には保持力の強化よりもクライミングの動きの習得や、体の連動性を高めるトレーニングをした方が上達するともありますし、僕が教わったインストラクターに「何か効果的なトレーニングはあるのですか?」聞いたところ「4〜5級までは特別なトレーニングは必要無い。数をこなして身体の動かし方やベストな重心の位置を覚えるのが上達の近道だ」と言っていたので、暫くは自分なりに勉強し試行錯誤しながら、登る事=トレーニング=上達、の考えでやってみようと思います。
ご指導有難うございました。
でも、上手くなってから、保持力を鍛えようとすると、「まったく間に合わない」ということが起ります。他のことは、後からでもなんとかなりますが、保持力は、月単位、年単位でならないと強くならないからです。グーパートレーニングだけでも、毎日続けておくことをお勧めします。ジムに行った次の日、筋肉痛が出なくなったら、大成功です。
なお、動かし方を練習する前に、「動ける体」を作る必要があります。ご参考まで。
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-256660
コメントを頂いてから保持力について調べた時に、保持力の強化は4〜5級をクリアしてから考えれば良いと思ったのですが、仰る通り、その先を目指すのに必要な肝心の保持力が無いのではどうにもならないですよね…
「間に合わない」とはまさに言い得て妙な表現だと思います。
グーパートレーニング、早速やってみましたがこれは効きますね!
50回を越えたら辛くなり始めて、100回で限界でした😆
手軽で時間もかからないので、早速明日からお風呂の中でやってみたいと思います!
度々のアドバイス、有難うございました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-333724
こんにちは。
ゼロ下栗、ホームページを拝見しましたが、とても良さそうなジムですね😊
当然興味はありますが、残念ながら土曜日は仕事ですので行くことが出来ません。
それ以前に、装備も何一つ持っていませんので、自分としてはまだクライミングをする土俵にさえ上がれていない立場だと思ってます。保険もハイキングのみの加入ですし…
この先どこまでやるのかハッキリと決めていませんが、仕事や家庭など周りの環境を自分なりに見極めながらゆっくりと進んで行きたいと思います。
そして、いつの日かご一緒出来ることを楽しみにしております。
誘って頂きとても嬉しかったです。まだクライミングの世界に踏み込む覚悟さえできていない自分を気にかけて下さり心より感謝致します。
どうも有難うございました。
本格的にやるかどうかは、本人次第でいいと思います。
気になる場合、日記をチェックしておいてください。雨天時、突如作成し、突如消しますので。
ボルダリングまで始めたんですか〜😅
ところで劔岳ですけど。
しろちゃんさんほどの脚力の持ち主であれば、早月尾根から日帰りピストンで登れると思います。
意外に思われるかもですが、劔岳で懸念されるのは岩場での渋滞。
それから身を隠す場所がほとんどない岩山なので、天候の急変に要注意でしょうか。
シーズン中の槍ヶ岳、穂高岳、そして劔岳は登山者が多いので、どうしてもクサリ場で渋滞が発生するんですよね。
私は剣御前から登って剣沢小屋に降りましたが、カニのタテバイと呼ばれるクサリ場で20分ほど待たされました。
また山の雑誌で読んだのですが、連休中の劔岳で天候が急変して岩場で身動きが取れなくなる登山者が続出し、最後尾の登山者が倒れ込むようにして剣沢小屋に戻ったのは夜8時ごろだったという事もあったらしいです。
しかし早月尾根は登山者はさほど多くないので、渋滞の心配は少ないと思います!😉
こんにちは。
僕が登山を始めてからずっと見守って頂いているvt250zさんに登れると言って貰えると自信になりますし、遠い存在だった剣岳に少し近付いた気持ちになりました😊
最初の剣岳は早月尾根からの日帰りピストンで登ってみようと思います。
懸念は登山者の渋滞ですか…まさに意外ですがやはりそれだけの人気があるのですね。
土日や祝日は避けて、平日に行くほうが良さそうですね。可能であれば有休を取って行こうと思います。
天候の急変には十分な準備と安全第一の決断をしたいと思います。
剣岳に限らず、どれだけ楽しみにしていた山行だとしても中止や撤退する勇気と技量を身に着けたいと思ってます。
コメント有難うございました。
剱岳の別山尾根は、この上なくがっちりした鎖が充実した一般道です。
クライミングとは別物の、3点確保(を心掛ける)スキルと落ち着き(マインドコントロール?)と滑らない靴にヘルメットが必要だと思っています。
クライミングを教えてくれている先輩は、ジムや外岩では猿のようにスイスイ登りますが、その一方でこういう岩山は怖くて苦手だそうです。
なお、剱岳で事故が多いのは岩場そのものではなく、安心しきった下山中のザレ場だそうです。
ちなみに、私は剱岳に行く自信を付けるために、中央アルプスの宝剣岳で先にスキルの確認をしました。ここも「渋滞する=落石の危険がある」、「鎖場が連続する」と言う点で剱岳の良い練習場です。
こんにちは。
晴れが好き。さんもクライミングのトレーニングを最近始められたのですね。
剱岳や戸隠山にはそれ以前に登られたそうですが、NYAAさんも仰ってますがやはり高難度とはいえ一般道と謳っているルートではクライミングの特別な技術が無くとも大丈夫なものなのでしょうか。
当然普段のトレーニングやどんな状況でも落ち着いて対処出来る経験が必用だとは思いますが。
遭難は下山する時が多いと聞きますが、ホッとして気が緩んだ時が1番危険なのでしょうね。これは身に覚えがあるので十分に気を付けたいと思います。
晴れが好き。さんがされたような事前のスキルの確認や、ステップアップしていくような山行を重ねて自信を付けていく事が大切なのは僕でも分かります。
自分に出来る事と出来ない事を常に確認しながら計画を立てるのは、安全な登山をする上で重要な事ですものね。
僕も焦って無理な計画を立てる事はせず、身の丈にあった山行でスキルアップを重ねながら剱岳を目指して行こうと思います。
コメント有難うございました。
行きたい山が明確にあるのはいいですね。
剱岳、私は早月尾根と別山尾根で2泊3日で登りました。1日目早月小屋テント泊して、2日目剱岳越えて剱沢小屋まで行って折り返して早月小屋でもう1泊、3日目に下山しました。この動線での行動時間だと岩場での渋滞が皆無でゆっくり楽しめましたよ。室堂入山だとアクセスでの時間の制約があり渋滞がひどいのでロングスタイルが得意なしろちゃんさんは早月尾根ベースで計画されるといいかもしれませんね。
しろちゃんさんが関東以外、アルプスの記録も書いてくれると私と行動範囲が被って私が記録を読むのが尚楽くなるので、剱岳以外もぜひ^^
こんばんは。
vt250zさんと同様、これまで沢山のアドバイスを頂いているminislopeさんにも早月尾根をご提案して貰えるとは!これはもう問答無用で早月尾根に決定です!どうも有難うございます。
決まったからとはいえ、すぐに行ける訳でもありませんが…
速いもので、もうすぐ登山を始めて1年になります。
山を歩く事にも慣れてきましたし、自分なりに成長出来ている自覚もありますので、今年の夏はチャンスがあれば奥秩父や南アルプスにも行きたいと思っています。
まだ暫くは日帰りという条件が付いてしまいますが、甲斐駒ヶ岳や櫛形山は登山口近くの駐車場まで車で2時間ほどで行けそうですので、minislopeさんが歩いた道を僕も歩いてみたいと思います😊
あっ、決して無理はしませんのでご安心下さい。
コメント有難うございました。
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