クライミングを練習しても、しばらく経つと、全部忘れてしまう。登れなくなってしまう。まあ、ありがちな悩みだと思う。
実際、クライミングは続けていないと、レベルが落ちてしまうので、それを維持するという「義務感」で続ける人は多い。
バランス、反射神経など、総合的にトレーニングできるメニューを考えてみた。
もちろん、登山にも役立つので、ちょっとしたトレーニングは、しっかりやっておくべきだと思う。
1.前腕のトレーニング
クライミングには、保持力が必要。何度も言うが、基本的な保持力がない人に何を言ってもムダ。腕がプルプルの人に、「足を使え」とかトンチンカンなアドバイスをする人がいるのは、残念だ。
それから、一般登山道(表妙義、両神、剱、穂高など)で、腕がプルプルとか、絶対あってはならない。余力を残しておかなければ、自己責任が成り立たない。
※岩、沢のバリエーション、マルチピッチでも、おおむね同様。レスキュー対応の余裕がないのは、無責任。
指を動かすことは、脳に刺激を与えることになる。反射神経も良くなるので、しっかりトレーニングすべき。
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-229282
2.ふくらはぎ、つま先のトレーニング
カーフレイズは、健康のためにも、1日30回はやっておいた方がいいだろう。
つま先立ちをやると、細かいホールドに乗れるようになる。とにかく、立ち込みが良くなると、安定するので、必須のトレーニングと言える。
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3.体幹トレーニング
まず、背骨はしっかり動かしておくことが重要。神経の伝達が良くなる。
ひねりの動きは、日常であまりないが、クライミングでは基本の動きなので、日常からトレーニングしておくべき。
肩甲骨、股関節をしっかり使うのは、基本。
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