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15分ほど、休憩したが、アナフィラキシーショックはないようなので、そのまま遡行はできた。刺されたところが、チクチク気になった。あと、左手は親指が多少ぎこちなかったが、登攀に影響はなかった。
下山後、右腕はすんなり解毒できたらしい。左腕は、赤く腫れた。いろいろ調べていたら、しばらくはおとなしくしていた方がいいと判断し、帰ることにした。
なお、この日の夜と次の日の朝は、食欲がなかった。解毒の影響かと思う。
●2025年07月20日(日) 奥多摩 巳ノ戸谷 スズメバチに刺されたにゃー(;´Д`)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8454473.html
★★ポイズンリムーバー
スズメバチやヘビにかまれてしまった場合は、ポイズンリムーバーが有効だ。10年ぐらい前に買ったが、かさばるので5年ぐらいで携行を辞めてしまった。
●NEW エクストラクター ポイズンリムーバー 強力型
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最初に買ったポイズンリムーバーは、キャップが割れて使えなくなった。なので、キャップが複数ついている物を買った。
しかし、10年も経った物は、耐久性が心配なので、今回新品を買いなおすことにした。吸引力があって、使いやすいようだ。
★★ステロイド、かゆみ止め
【指定第2類医薬品】フルコートf 10g
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市販薬では、ステロイド最強クラス。緊急用であれば、いい選択だと思う。
【第(2)類医薬品】くらしリズム メディカル シオノギMクリームEX (6g) 湿疹 かゆみ 【セルフメディケーション税制対象商品】
https://tinyurl.com/4azappev
ステロイドの副作用が気になる人は、「アンテドラッグステロイド」を使うのがいいだろう。
このシオノギMクリームは、ツルハで勧められて買ってみたが、個人的には、非常に有効だ。但し、同じ「アンテドラッグステロイド」でも、明らかに効かないものもあるので、実際に自分で試してみるしかないと思う。
【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX 15g
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虫刺されで定番の「ムヒ」もアンテドラッグステロイドを使用しているらしい。かゆみに強い。
【参考】登山者のハチ刺され遭難 日本山岳会 野口いずみ氏の記事
https://jac1.or.jp/event-list/event-guide/201612301371.html
多数のスズメバチに刺されると、誰でも、アナフィラキシーショックを起こす可能性がある。
1〜3か所だけしかハチに刺されなかった者はいずれも局所症状を示しただけ。
【参考】「2度目」は要注意! 万一のための「自己注射薬」
https://healthist.net/medicine/2034/
「2度刺されると危険」は、登山者には良く知られているとは思う。
免疫反応で10〜20%が「感作」された状態になる。
再び刺されると、その約20%がアレルギーを発症し、数%は意識障害、急激な血圧低下といったショック状態が起こって死に至る。
抗体は、刺された後、1ヶ月後以上経って、調べるといい。抗体があったら、1回刺されて2年以内が要注意。
起こってしまったら、緊急搬送するしかない。エピペンも有効だが、1本だけで間に合わない時もある。
バリエーション登山では、救急搬送は現実的でない。少なくとも、何か所も刺される事態だけは避けるぐらいしか対処できない気がする。
【参考】「スズメバチ」〜危険度MAX!アレルギー反応でショック死することも|山に潜む危険生物(5)/登山力レベルアップ講座
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=2024
羽根田 治氏の記事。「山に潜む危険生物」のリンクも参考になる。特に、マムシなど、対処法を知っておくべき。
【参考】登山中のスズメバチの被害を防ぐためにできること、刺されてしまった場合の対策
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1179
木元康晴氏の記事。スズメバチが来たら、動かないのは、基本だが、さすがに刺されても動かないのは勇気がいると思う。